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2007年9月7日 (金)  
 台風9号、関東地方を台風が直撃するのは2年振りだそうです。たまたま両日は寄席もなく出掛ける事がなかったので助かりました。

 しかし、一駅先の天理教の屋根瓦が飛んだり、多摩川等での被害が色々あったそうで、テレビのニュースを観て「へぇ〜」という暢気さ。でも、流石にゴーォゴーォという暴風雨の音を一人で聞いていると心細くなりなりました。

 この台風前日、同じ階に住んでいる70歳代の人がドア前でスノコを修理している時に、奥さんが鍵をかけて出掛けてしまったそうです。ランニング姿でお財布も家の中と言うので、シャツとお金を渡しました。結局その人は2時頃締め出されて・・奥さんが戻ったのは6時半頃。

・・その日は、挨拶程度のお付き合いの少しボーッとした人の世話を焼いて、ちょっと疲れたかな〜。本来なら70代は若いのに、その旦那さんは90歳で亡くなった父親より年上に見えました。また、余計な事してしまったと思いましたが、自分の父だったら・・と考えると放っとけなかったです。

 台風は北海道に・・被害がなければいいですが。

2007年9月6日 (木)  
 昨日で「国会議事堂見学」&「宗谷見学ツアー」11日間の予定、ぶじ終了致しました。酷暑の中、沢山の方が船の科学館を訪れて南極講談を聴いて下さり、「宗谷」並びに「羊蹄丸」を見学して下さいました。

 お客様から「感動しました」「凄く良かった」「身につまされました」「あの時の事を思い出しました」「泣けました」と数々のご感想をお聞きすることが出来、一日一日が貴重な高座でした。ありがとうございました!

 50周年に限らず、これからも科学の発展に貢献する多くの成果をあげている「南極観測」に、多くの方が関心を寄せていただきたいものです。

 台風の影響でしょうか、昨日は暑かった〜。夏期お休みさせていただいておりました「宗谷の前での辻講釈」は今月から始めさせていただきます。

2007年8月31日 (金)  
 一段落ついてみたら、もう夏も終りという・・時の経つのは早いもので唖然としております。

 先日、殺される何のいわれもない、むしろ親孝行で真面目な娘さんの拉致殺害事件、この犯人に非常に憤りを感じます。この後も凶行を計画していたという、犯人の一人が、死刑が恐いだけで自首したというのですから、こういう人が何年か経って、また社会に出てくるのかと思うと背筋がぞっとします。


 この夏は「お化け」でなく、「南極」で忙しい感じにさせていただきました。相変わらず顔の汗管腫のボツボツは出ますが、この一年間、皮膚科で治療してみて改善したと感じるのは、皮膚が持ち上がったような不快感はありませんでした。それだけでも治療の効果はあったと思い、この後も皮膚の治療継続したいところなのですが、今一つ気になることがあり、様子をみているところです。

 しかし酷暑の中、毎晩よく眠れました〜。そのお陰でバテないで身体が持ったと思います。

 夏の疲れが出る頃です、皆さんお身体にお気をつけてくださいませ。

2007年8月28日 (火)  
 昨日、新潟梅桜亭から戻りました。日中は猛暑ですが朝夕は涼しく、よ〜く眠れました。初日の寄席が跳ねてからら、皆さんで蕎麦畑に行って種を植えました。蕎麦って偉いんですね〜。だって、石ころゴロゴロの環境でもとやかく言わずに一ヶ月後には芽が出てるんですって、来月が楽しみです。

 一昨日は終演後に薬湯風呂で汗を出し、夜の宴で食べたアジフライとイカフライ、これがとても美味しかった〜。その後は小出の花火大会〜夏空に乾いた音が、暑かった夏の終りを告げておりました。

 この夏は忙しかったので、7月の勉強会「すっぱいは成功の会」、今月は「ホタル帰るを聴く会」と、立て続けに勉強会を催すのは本当に大変でした。両方来て下さったお客様もいらして恐縮してしまいます。ありがとうございます!

 東京はやっぱり暑いですね〜。やっと今日は8月に入ってはじめてのお休みです。と言ってもやることが山ほどありどれから手をつけてよいか・・。

2007年8月24日 (金)  
 この「宗谷ツア」ーも、後2日で終了です。少しは「宗谷」の宣伝になったでしょうか?

 古典なら10回くらい高座かけますと上達するのですが、この手のオリジナルは本当に難しいです。最初は師匠も「俺だって出来ねえ〜のに、お前に出来る訳がねえ〜」みたいな感じでした。それでも、この話の良さをわかってくださる方もおり、お声をかけてくださり誠に有難いことです。

 おかげでこの夏は念願叶い、毎日のように「南極講談」が熱く燃えました・・あ〜燃え尽きては困りますので、また次回も期待したいものです。

 今日は船の科学館で講談「南極〜」一席終了後に、毎月恒例の新潟梅桜亭に参ります。そういえば酷暑の中、休日が無かったので、よく眠らないと向こうでの中間(ちゅうげん)働きは持たなさそうです。何とか頑張りますが・・。

2007年8月22日 (水)  
 昨日は、板橋区老人クラブ連合会で「南極第一次観測隊物語」を一席! やっぱりこの話は音楽があった方が良いので、こちらの会長さんH氏にお世話になっておりますし、羽野さんに頼み込んで今回特別に音楽だけ流してもらいました。

 前に座っていらした女性の方が涙々・・・この方には、自分を置き去りにした主人なのに、しっぽ振ってお手をする健気なタロジロや、主人の気持ちがわかったんですね〜。

 そういえば、板橋に国立極地研究所がありまして、今回の終演後にご案内いただきました。第三次越冬隊長村山雅美氏が設計した雪上車やアザラシ・ペンギン等の剥製やいん石の標本と、世界的にも有名な施設がすぐ近くにあったのには吃驚しました。

 板橋に極地研究所があるのですから、ここで「南極講談」なるほど納得です!いいところに案内していただきました。大変お世話になりましたH会長ご夫妻、色々と会場の準備をしてくださった区役所の方、それに酷暑の中、聴きに来てさった板老クラブの皆さん、どうもありがとうございました!

2007年8月20日 (月)  
 一昨日は「ホタル帰るを聴く会」でした。毎年、何処かで催しておりますが、今年はいつもお世話になっております寿司政さんを使わせていただきました。

 一年くらいも高座に掛けていないのに、徹夜で覚えたくらいではどうにもなりません、はい。寝ないでやるのはもう懲りた懲りた〜あと言いながら、これで何度目かな? 付き合わされるお客様も大変です。

 楽屋にクーラーがないので暑かった〜やはり夏はクーラーがないと、寝不足と暑さで高座に上がる前にバテてしまう。今回は師匠の講談と羽野さんのギター&トークと、それにお寿司があったのでお客様も何とか満足してくれたのでしょう。本当にありがとうございました。

 昨日今日は、船の科学館での南極講談。お客様もこの暑さでグッタリでしたが、良く聴いていただけました。だんだん調子が出て来てるようです。ありがたいです〜。明日も頑張ろうっと。

2007年8月17日 (金)  
 国会議事堂見学と「宗谷」見学に梅星の「南極講談」を聴くという観光バスツアー4日目でした。こう毎日のように語らせていただければ少しづつ・・高座百ぺんですね。しかし暑い毎日ですね〜、風邪を引くと大変ですので、着替えを用意して出掛けます。

 羊蹄丸のアドミラルホール奥に豪華な客室がありまして、そこを梅星の専用楽屋として利用させていただいております。高座着等は置かせていただき、まるで芝居興行の座長になった気分で爽快です!!

 昨日はその後で「南風舎」岡部さんの企画「変人奇人の集い」へ。丁度、お盆の送り火の日に「五平菩薩の由来」を一席。終了後には色々とアドバイスをいただき、そうか〜今度はこういうところに気をつけようと、参考になります。皆さん、本当にありがとうございました!

 今日も午後から船の科学館へ参ります。海の匂いがして、本当に気持ちが良いです。

2007年8月15日 (水)  
 「建造18年の老朽船は敗戦からの復興を夢見る全ての国民の期待とともに蘇り〜」パパンと張扇!

 終戦記念の日に、「宗谷」が繋留する船の科学館で「南極第一次観測隊物語」を語れた事、嬉しく思いました。

 そうです!私の講談付きの観光バスツアー、今日で3日目でした。船の科学館内羊蹄丸「青函シアター」(マジカルビジョンシアター)で、宗谷を見学後に、「南極第一次観測隊物語」を一席という有難い企画。客電が暗いのでお客様のお顔が見えないのが残念ですが、本当にいい会場です。

 この羊蹄丸が活躍した国鉄青函航路は、明治41年に北海道と本州を結ぶ鉄道連絡航路として開業。昭和63年3月13日、青函トンネルの開通に伴い、開業以来80年に亘るその歴史に終止符を打ちました。マジカルビジョンシアターでは、普段は青函連絡船80年の歴史を映像紹介する「青函連絡船〜栄光の航跡〜」を上映しています。

 明日も明後日も青函シアターで、講談一席とは嬉しい限りです。

 帰りに、靖国神社に参拝して参りました。これで今年も「ホタル帰る」を語れます。

2007年8月14日 (火)  
 大阪は色々と、勉強になりました。

 この土地の気質として、笑いは濃く、サービスはふんだんに・・という感じですから、街を歩いいても「ここまでやるの?」というくらい奇抜な建物があって感心したり笑ってしまったりでした。

 法善寺横町は、焼鳥屋さんやおでんやさんなど色んなお店が一杯でした。もしかして毎日縁日なのかな?と思っていましたら、たまたま本当にお祭りでした。 たこ焼き屋さんには行列が出来ていて、その美味しいこと、何を食べても美味しかったですね。美味しくないとお客様が入らないのでしょう。芸も面白くなければ知らんぷりって感じなんでしょうね。私もここで少し修業した方がいいかも・・。

 この日はどこも人溜まりで、浴衣姿の女性もチラホラ・・ちょっと歩き疲れたけど面白い街でした。南極講談のお陰で、松江や岩手や大阪に北海道と地方に出掛けることが出来て有難いです。日本は人も景色も食べ物も最高です。外国もいいですが、その前に自国を旅して巡りたいです。

2007年8月13日 (月)  
 大阪から帰って参りました。

 今回は、中山由美さんの「朝日南極教室」に、講談「南極第一次観測隊物語」を一席という企画。お客様は親子で110人位、沢山来てくれました。最初に50年前の第一次観測隊の講談があり、その後で今の昭和基地、第48次越冬隊員とテレビ電話で交信するという画期的な企画で、最後は羽野さんの演奏&中山さんの映像で締めとなりました。

 昭和基地の観測隊員と子供達の会話があって、いつも思うのですが、子供に感心させられます。それに面白い。観測隊員と話をしたいという子供たちですから、将来、観測隊になって南極へと言うのかと思ったら「お父さんが観測隊員になりたいと言ってました。僕は競輪選手になりたいです」と言ったのには、みんな大爆笑。その後も南極の氷を触ったりして、親子で楽しんでおりました。いつまでも心に残る夏休みの思い出になることでしょう。

 私の講談は、いつもよりテンポが悪くスムーズでなかったので、南極との交信予定時間に食い込むことを心配させたと思います。あ〜反省です・・・。大阪の親子は東京の親子より厳しいかも。でも終了して帰りに、「感動しました」と私の方に駆け寄って握手を求めてくださった親子もおりましたので、とても救われた気持ちです。

 初日は北新地で食事をして、翌日仕事が跳ねてからは道頓堀まで繰りだしました。大阪は面白いですね〜。参考にするところが仰山ありまっせ。大阪に来てなんや得した気分ですわ。中山由美さん、そしてアサコムホールのディレクターさん、立派な高座を作ってくださったり交信の為に夜も寝ないで準備をされたスタッフの皆さん、お世話になりました〜本当にありがとうございました!!

2007年8月9日 (木)  
 昨日は蓮磬寺辻講釈、今日は木馬亭でした。忙しくさせていただき、高座が続くのはとてもありがたいです〜。隔月で浅草に参りますが、仲見世を通るのは久しぶりの事です。今日の高座は時間に合わせるのに焦り、後半はかなりあたふたしましたが、それでもお客様の反応がよかったので嬉しかったです。

 明日から観光バスが船の科学館「宗谷」見学へ。私の「南極第一次観測隊物語」鑑賞もそのメニューに入っております。明日は一席終えたら直ぐその足で、東京駅から新幹線に飛び乗り大阪へ。朝日新聞のお仕事で中山由美記者とご一緒です。私も羽野さんも大喜びで岩手の南極講談のバージョンアップを!あ、精進するのは私だけか・・本当に中山記者に感謝です。

「親子で楽しむ 小中学生のための朝日南極教室」
 朝日新聞大阪本社1階アサコムホール 
 TV会議で昭和基地との交信があります。

 大阪近郊の方、来て下さいね!

 今、釈台擬きをあれこれ・・私の釈台セットは大阪へ送りました。まあ、重なる事は滅多にないとは思いますが、こりゃもう一台釈台を作らないとならないようです。丁度、もう少し軽いのが欲しいと思っていたところでしたから。

 暑い日が続きますので、皆様もお身体にお気をつけてくださいね。

2007年8月2日 (木)  
 勉強会「すっぱいは成功の会」終了の翌々日から新潟へ。日中は蒸し暑い時間帯もありましたが夜は涼しく、よく眠れました。師匠と供に魚沼の史跡を巡って楽しかったです。30日の深夜東京に戻り、翌日から歯科医に通い治療し何とか・・しかし、歯は大事〜。後で後悔しても後の祭りですね、トホホ・・。

 昨日は、観光バスツアーでこの夏、「宗谷」見学ツアーが行われます。そこで「南極講談」を聴くコースが設定されましたので、その下見と、来週の朝日新聞大阪本社での「南極イベント」打合わせのために、築地の朝日新聞東京本社に伺いました。これで2度目ですが、流石大手の新聞社ですね〜門構えから凄い。「たいした門だ!とはここからきたのかな〜」「偉い人は住むところから違う〜蟹は甲羅ににせて穴を掘るというのは、このあたりの事をいうのかな〜」よく講談に出てくる台詞。してみる昔から住居は大事なのでしょう。

 さて、やっと今日で一段落です。後は10日からの「宗谷見学バスツアー」が船の科学館に参りますので、アドミラルホールで「南極第一次観測隊物語」を一席。多くの方に「宗谷」を知ってもらい、募金活動の輪が広がればと思います。

2007年7月26日 (木)  
 勉強会が終りました。今年は「南極講談」のお陰で活動の場がありましたので、何となく忙しい感じになり、ご案内も疎かになっておりましたが、思ったよりお客様がいらして下さり有難かったです。慎んで御礼申し上げます。

 昨日の勉強会は、欲張って2席とも新しいネタを掛けました。でも、実は歯の治療中で普通に喋ることが困難、新ネタに輪をかけてお聞き苦しいところが多々あったことでしょう。

 連休前の13日に歯の治療をしてもらいました。その時に、ブリッジしたところを2本切ったのですが、切った所に少し尖ってる部分があって、翌日からその尖ったところに舌が当たって、食事や喋ると痛くてたまらないのです。困った事に連休で歯科医もお休み・・3日間空いていても、稽古してネタを覚える事も出来ませんでした。とうとう3日間、咬みづらいので食事も少量、殆ど喋らず仕舞いでした。17日に行ってその尖ったところをなだらかにしてもらいましたが。

 19日からの寄席が続く頃には治療も何とかなると思っていたら、いまだに2本、歯が空いたままの状態、普通に発音出来ないので困ります。

 歯の治療に掛る時は、まず予定をお話しして高座に支障がないように治療してもらうべきでした。明日から新潟に参ります。師匠のお供でお世話になっております地元では、影響はあまりないとはいえ心配になります。

2007年7月22日 (日)  
 朝日新聞大阪本社で、「南極第一次観測隊物語」を演じることになりました。詳しくは以下をご覧ください。

 ★「親子で楽しむ 小中学生のための朝日南極教室」★
              (親子150人を招待)

 と き:8月11日(土)12時半開場 13時開会

 ところ:朝日新聞大阪本社1階 アサコムホール
     〒530-8211 大阪市北区中之島3丁目2番4号
     06−6201−8033

     ・地下鉄四つ橋線肥後橋駅4番出口から徒歩3分
     ・地下鉄御堂筋線・京阪電車淀屋橋駅7番出口から徒歩10分
     ・JR大阪駅から徒歩15分
     ・JR北新地駅から徒歩10分
 
 公演内容:講談「南極第一次観測隊物語」の口演と、TV会議で昭和基地との交信。

 出 演:宝井梅星(講談)
     羽野誠司(音楽)
     中山由美(映像)

 料 金:無料(事前に申し込みが必要です)

 申し込み方法:電話 06−6201−8034(1組で4人まで)
        代表者の住所(○○市・郡まで)と、電話番号
        参加者全員の氏名、年齢・学年、当日の(南極に関する)質問内容
        なお、定員になり次第締め切ります。

2007年7月18日 (水)  
 地震だ!と気がついてガス栓止めて、ドアを開けてニユースを見たら、何と震源地は新潟ですから吃驚です。電話が通じた方に聞いたら、知り合いの方は無事だとわかり一安心ですが、再度の地震に見舞われお気の毒でかける言葉も見つかりません。来週は新潟に参りいますが・・う〜ん、大丈夫なのでしょうか!?

 昨日から、亀戸の方に歯の治療に出掛けはじめました。帰りに亀戸天神に行ってみましたが、ここ、春は藤が境内一面に咲き絶世の景観とのことです。菅原道真公が幼少の頃から梅の花を好んでいたそうですね。太宰府に行かれる時に、住み慣れた紅梅殿の庭前の梅を見て、
   
   東風吹かば
    匂ひおこせよ 梅の花 
   あるじなしとて
    春な忘れそ
  
 名歌の中の梅の木が、道真公を慕って一夜のうちに太宰府に飛来したと伝えられる”飛梅伝説”(とびうめでんせつ)など 道真公と梅にまつわる話が多く残ってるようです。神社の神紋は加賀梅鉢となっています。天神様を粗末にすると祟られるって本当? それでも、神紋が師匠の着物の紋と同じ梅鉢ですから、親しみを感じました。

2007年7月15日 (日)  
 台風の影響の中、靖国神社「みたままつり」が幕をあけました。昨日行ってその場で献灯したので、雨の中、 群れから外れた梅星提灯がぽつ〜んと寂しそうでした。でも、今年も一応、参拝に行くことが出来て嬉しいです。

 8月には毎年恒例の「ホタル帰るを聴く会」がありますが、そのご案内は後にしまして、今月は「梅星のすっぱいは成功の会」が25日にあります。演題は師匠から勉強会用にと教えていただいていた「西遊記」。

 何故このネタをというと、師匠が私の体型と食いしん坊だという理由だけで「猪八戒がいい」って・・それだけの理由で・・ネタ教えるかな普通・・。そんな事知りもしなかったし、意識もしてなかったのですが、昨日から「西遊記」映画公開されましたので、仕方がない観に行ってみようかな。

2007年7月14日 (土)  
 何と!お客様から「講談全集」7巻、ドカッと届きました。「これを読んで勉強しろ!」ということのようです。分厚い本7冊を見て一瞬くらっ〜と眩暈しそうでしたが、まず2巻を読んでみると、初めに寛永三馬術の「馬術の名人筑紫市兵衛」。私も「孝行市助」のネタは持っておりますが、講談本を読むと流れがわかりますのでこれは勉強になります。でも、少しづつ読むことにします。

2007年7月9日 (月)  
「昭和くらしの博物館」のトーク&ライブ『講談で聞く、南極第一次越冬』(6月17日)が、小学館のアウトドア情報誌「BE-PAL」が主催するメールマガジン に掲載されました。

http://www.airbepal.com/bn/10509172356200/1182934795.html

 とても詳しく「南極」ファンには嬉しい内容です。アウトドアとは縁がなさそうな私ですが、梅星という芸名を師匠につけていただいてからは、いざとなると、ハアハア息を切らせながらも見た目より根性をだしまっせ。20キロの耐久山岳マラソン大会、ウォーキングの部で3時間30分切りましたし、白馬三山縦走も師匠について行きましたから。

 オリジナル講談「南極第一次観測隊物語」も苦労した甲斐があり、8月に登場する観光バスツアー「船の科学館と宗谷見学コース」では、羊蹄丸アドミラルホールにて「梅星の南極講談」を聴くメニューも組み込まれてございます。このバスツァーが好評なんですって!

http://ec.hankyu-travel.com/heihtml/HTT-32220AC.html

 猛暑だ酷暑だと言ってる場合じゃございません! やっと梅星講談で船の科学館「宗谷」のお役に立てるのですから〜宗谷もタロジロも第一次観測隊員の方々も喜んでくださることでしょう。それに今年は「南極講談」の公演が色々ありましたので、オリジナル講談を書いてくれた羽野さんのご苦労も少しは報われるのではないでしょうか〜そんな思いを胸に抱いて8月〜9月上旬も更に「南極講談」頑張ります!

 やっと北海道の寝不足疲れが取れたようです。徹夜でイッキ覚えはもう懲り懲りです。ウサギより亀さん見習って〜コツコツと努力して参ります。

2007年7月7日 (土)  
 今日は七夕・・北海道から戻ったら住宅の玄関に、大きな柳の七夕ツリーに短冊が結ばれております。ちょっと曇り空で心配ですが、天の川で彦星と織り姫がきっと逢えますように・・そして二人が失った時間を取り戻して幸せな時間を過せますように、自分の願いと重ね合わせて祈りましょう。

 昨日はタロに会ってきました。冬場は植物園の中にある博物館は閉鎖しているので2回も振られてますが、今回やっとご対面〜。タロは南極で過した後、9年余りの間北大博物館で飼育されて、今は剥製となって北大博物館に納められてます。その脇には菊地徹さんが撮影した、南極越冬中のタロの写真も展示されておりました。思わず、私も「タロー? タロか〜!!」と心の中で呼びましたね。

2007年7月6日 (金)  
 北海道羽幌町と士別町での「南極第一次観測隊物語」の公演、終わりました。

 大ホールが何とか形になるくらいはお客様に来ていただきました。これも、教育委員会の担当の方はじめ、弟の友人一同のお力添えがあればこそです。私としては、大事な公演前に徹夜で「五平菩薩」を覚えての高座が茅ケ崎であり、その足で北海道に行って、羽幌公演後も宴会で午前様になり、翌日に響いたかな〜って感じです。何たって、長講一時間ですから、体調を整えなければなりません。

 二日目、士別の市民文化センターは奇麗なホールで、演芸には手ごろな大きさでした。こちらも、いいお客様でとってもよく聴いていただけました。主催者の皆様にもとてもお世話になりました、ありがとうございます。

 難しい話だけども、感動したと言ってくれたので救われたと思いました〜。羽野さんの音楽入りでしたので、説明の語りが多い話には音楽が効きますね。お陰でスムーズに聴いていただけたかと思います。

 しかし、今回の旅は寝不足で疲れました〜。今度から翌日公演がある時は、宴会の2次会は「ノー」と言います!!

2007年6月29日 (金)  
 明日から、念願叶って北海道で2ヶ所「南極第一次観測隊物語」口演の旅に出掛けます。まず7月1日は、私の故郷羽幌の中央公民館大ホール(450人収容)。出前講談の時は師匠が一緒でしたが、今度は一人でこんな大きなホール! 私には10年早いと思いましたが、そこで口演させていただける事になりました。

 そして翌日の2日は、士別市民文化センター。これまた立派なホールでもうドキドキしてます。どうぞ、羽幌の皆様、士別の皆様、宜しくお願い致します。

 それに輪をかけて明日の昼、師匠のお供で「古屋満寄席」で一席。私の講談は「五平菩薩」。う〜ん結局ネタ下しになるのでこりゃ大変・・・とにかく頑張って参ります。

2007年6月26日 (火)  
 梅雨・・・梅の実が熟す時期に当たるからそういうのだそうです。そうか〜この時期に梅は熟するのでしたら、「南極〜」口演が岩手公演に引き続き、北海道の羽幌・士別公演が続きます。よい成果が得られるように頑張らなくては。

 なお、岩手での公演記事がデーリー東北に出ておりました。
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2007/06/25/new0706251102.htm

「平和の祭典」オリンピックを「人権弾圧国家・中国で開催することに反対しよう!」という荒川区議会議員小坂英二さんは政治家としての信念を、圧力も恐れずに実行しております。実は、この後に及んでも師匠は10月に中国ツアーに行かれるご決心です。弟子もお供、うっうっ・・南極第一次観測隊員のように人体実験とまでは言いませんが、遺書を書いて身辺整理をして身内に別れを・・。

 権力や圧力に屈しない小坂議員にはただただ頭が下がるだけです。「北京オリンピックはボイコットすべき」に、私も一票を投じました。

 詳しくは、小坂さんのH.P.で。
http://kosakaeiji.seesaa.net/article/45874711.html

2007年6月25日 (月)  
 岩手に引き続き新潟です。ここでも深夜に寝て早朝起きです。今日帰りましたが、一週間は流石に疲れました・・。

 再来年、2009年放映予定のNHK大河ドラマが火坂雅志さんの「天地人」と決定しましたが、実は毎月参ります梅桜亭があるのが南魚沼市。ここは上杉景勝・直江兼続の生誕地ですから偉い盛り上がりです。中越地震に70年来の大雪と続き、新潟の人々が耐え頑張ったので、これはきっと天からのご褒美なのでしょう。師匠も舞い上がって、いい風に乗っているようです。その火坂さんの、講演がありましたので聞いて参りました。「夢が現実になりました!」と講演の最後に言っておられましたね。夢を描いてコツコツと努力すれば現実になるのです〜。私もこれからは、コツコツと覚えるように心掛けたいと思います。

2007年6月22日 (金)  
 岩手から帰ってきたのは深夜となりました。旅先では連日の懇親会のため、夜遅くまで。でも朝は早いので、出演者や同行者の方皆さん寝不足気味。肝心の公演の方は、音楽をつけてくれた羽野誠司さんと、写真とトークをしてくれた中山由美さんのお陰で、初めてのコラボレーション、しかも間際で時間調整のために内容を変えるほどの慌ただしさでしたのに、お二人とも抜かりなくこなしてくれました。流石その道のプロです。私だけが焦って緊張しておりました。おかげで「南極特集」楽しんでいただけたようです。

 羽野さんのシンセサイザー音楽はもちろんの事、朝日新聞記者中山さんの、実際に南極越冬した体験談。写真とトークは子供達に大受けでした。

 私が南極50年前の話をして、現代の越冬体験者、中山由美さんが写真とトークという企画は成功だったと思います。後は私の南極講談がしっかりと語れたら・・頑張らないと・・。今回初めて、私の南極公演に同行して協力してくださった中山さんと、岩手での南極講談の為に尽力を尽くして下さった、青森の元教師Nさんと岩手のSさんを始めとして、角浜中学校と小学校の校長先生やPTA役員の皆さん、それに一生懸命聴いてくれた「みちのくみどり学園」の生徒達に感謝しながら帰還の途に着きました。


 余韻に浸る間も無く、これから新潟に参ります。

2007年6月17日 (日)  
「昭和のくらし博物館」での「南極第一次観測隊物語」口演でした。暑いけどカラッとした最高な気候で、梅雨時だっていうのに、これも、第一次越冬隊や宗谷の運にあやかってのお天気だったのでしょうか。

 お客様は予想以上の大入りでした。私の講談はウ〜ンと反省するところは多々ありましたが、西堀峯夫さんと特別ゲストの作間俊夫さんの対談は楽しんいただきました。それと羽野さんのインタビュー、司会進行はなかなか上手いもの。この人も西堀栄三郎さんみたいに、何でも出来るから専門があってないようなものなのではないのかな・・また一つ特技を見つけた?

 明日は早朝から岩手に参ります。盛岡の「みちのくみどり学園」と洋野町立「角浜中学校」の2ヶ所で南極特集。何故特集かと言いますと、私の「南極第一次観測隊物語」に、音楽を羽野誠司さん、そこに朝日新聞夕刊第一面の「人脈記」で南極シリーズを掲載中の、中山由美さんが写真を出してくださりトークもあります。なにしろ中山さんは、女性記者で初めて越冬隊として45次越冬隊に参加された方、本当に素敵な人です。頭脳明晰な美男美女に助けられて、私の講談「南極第一次観測隊物語」も成功させないと、お二人に申し訳ないです。ちょっと難しい話でも、そういえば子供の時に南極の話を聴いたな〜と、聴いた子供が将来大人になって、何かの役に立つことを願って、頑張ってきます。

2007年6月16日 (土)  
 昨日は暑かった〜、今日はカラッとで心地よい暑さですね。昨日からとうとう、夏になると悩まされる顔のボロボロが出て来てきました。真夏になるとどのくらい目立つのか? 今年は酷暑だそうで、治療の効果は・・うーん、どうなるか。
 
 長年お世話になってきたハードコンタクトから、ソフトに切り替えてみたました。コンタクトレンズを購入したお店の隣の眼科クリニックの先生が、材質がアクリルよりもシリコン製のソフトの方がむしろ目に良いとおっしゃるので、一ヶ月交換のシリコンのソフトレンズを入れてみることにした。しかしこれ、小道具も大袈裟で手入れも面倒なんですよ〜、もう少し簡単にならないかな・・う〜ん。唸っても解決にはならないのですが〜、そうだレーザーで・・でもこれは手術でしょう〜覚悟が要ります。

 明日は「昭和のくらし博物館」で「南極第一次観測隊物語」を口演です。私と羽野さんの他に、西堀栄三郎氏のご子息、西堀峯夫氏と、第一次越冬隊の通信士作間敏夫氏がゲストですので、他の南極関係の方も見えるようです・・うーぅ頑張らないと。何よりも雨にならない事を祈って・・なにしろ客席の半分はテントですから。

2007年6月12日 (火)  
 先週末から、仕事の合間に会のご案内を送る作業をしておりましたのが、やっと一段落、ふぅ〜。それも、今日の、「昭和くらしの博物館」での口演の打合わせに行くギリギリまで・・何が疲れるって、講談ネタの仕込みと同じくらい大変なのが準備ですよね。当日は南極の話らしく、客席がテントという・・お庭の空間を上手く利用しての南極講談、羽野さんの音楽が入ります。後で羽野誠司さんや西堀栄三郎越冬隊長の御子息・峯夫氏と対談です。それに何と!第一次越冬隊の通信士、作間敏夫さんが特別ゲストで出演されます! 昭和基地開設から50周年ですから、このチャンスに日頃関心のない方にも是非お勧めしたいです。

 さて、今日の朝日新聞夕刊「人脈記」南極シリーズ4は、「二酸化炭素上昇、オゾンホール」。86年にオゾンホールの仕組みを解明した米国のスーザン・ソロモン博士は、オゾンの減少を最初にとらえた日本の南極気象観測を「知識の川」と絶賛したそうです。

 久ケ原駅前のこんぶ屋さんで買った「昆布飴うめ」が美味しいのですよ〜。ちょっとゼリーのようで、17日に、ドサッと買ってきたいものです。

2007年6月8日 (金)  
 大事な公演をいくつか控えており、その上に新ネタ覚えという事態に、いつになく神経がピリピリしております。

 ところで今、宗谷の前での辻講釈の記事を大きく掲載してくださった朝日新聞の中山由美さんが、昨日から10日間、夕刊1面企画「人脈記」で南極シリーズを掲載しております。その1は山仲間の間で名高い立山の「佐伯5人衆」の話でした。今日は、タロ・ジロの話で北村泰一先生の登場。先生には2日前にお電話をしてお話をしたばかりです。この期間は朝日新聞を購読して保存版にしますよ。皆さんも読んでくださいね!

2007年6月4日 (月)  
 6月に入ってようやく、勉強会をやる気になって準備しております。昨日は船の科学館「宗谷会」に呼んでいただきました。宗谷が海軍特務艦時代の乗組員の遺族の方30名様の前で、「南極第一次観測隊物語」さわりの一席でした。偉い方もいらっしゃるので少々緊張しましたが、光栄な限りです。その後で宗谷の前で辻講釈。お客さまも何とか集まって下さり、有難うございました。来月は、お客様も暑い中聴いていただくのは大変ですので夏季お休みをさせていだきまして、次回の辻講釈は9月からとさせていただきたいと思います。
 
 さて、毎年一度はどこかで「ホタル帰る」を聴く会を企画しておりますが、今年は8月18日に、師匠の助演をいただき、脚色の羽野誠司さんにも出演願いまして、ちょっと富屋食堂に似ている(先日よーく見たら似てなかった)両国の寿司政さんをお借り致しまして催す事になりました。

 そのチラシに掲示する写真、以前赤羽礼子さんの許可をいただきましたが、お亡くなりなりましたので、ご遺志を引き継いでおられるご子息「薩摩おごじょ」のご亭主潤さんに許可をいただきに参りました。きびなごのお刺し身に、からいもの揚げ物。まだこの後、講談のネタを復習いたいのでお酒は梅サワー1杯だけ飲み干し、お客様が混んできた頃合いを見計らって帰って来ました。この頃は、私も特攻隊の生き残りの方の親戚みたいないな心境でお店に参ります。これもご縁でしょう。


 相変わらず人気の映画「俺は、君のためにこそ死にに行く」上演期間も終りが近づくと寂しいですが、お陰様で「ホタル帰る」の本も評判上々です。礼子さん生前の頃に、お客様から頼まれて礼子さん直筆のサインをしていただいた本を購入いたしましたが、今では貴重なご本となりました。よーし、今月はちょっと忙しいけど、本格的な夏が来るまでに新ネタ2席頑張って覚えなくては・・。

2007年5月29日 (火)  
 新潟で「キンバイ田圃」の田植えをして参りました。手植えですので足が田圃の泥にはまってなかなか抜けません。長靴を履いてたら進まないので、思い切って裸足になりました。琴桜師匠は腰をトントン叩きながらも長靴のまま上手く植えておりました。チンタラ作業している私は、どこまでやるんですか?と聞いたら「やらなきゃ終わらない!」と。ひと言ひと言に重みを感じ、両師匠と一緒に田植えをしたので爽快で楽しい一日となりました。

 のんびりとしたある晩の会話、髪が薄いの何のという話題が・・・

私「髪洗いはよくやりますか?」
師匠「毎日だ〜」
S氏「あまり・・」
私「頻繁に髪洗う人薄くなるって本当かな!?」
S氏「あ〜そういえば、ホームレスに禿げ頭いないな〜」
3人「そういえばそうだね!」
私「作家の五木寛之は無精で髪もだいぶ経ってから洗うんだって・・でも髪多いよね」
3人「そうだね〜」
私「頭髪用シャンプー使ってるのですか?」
師匠「当たり前だ!」
S氏「俺身体洗うボデイシャンプーで、ついでにつるんと」
私「身体洗うシャンプーの方が刺激少ないよね〜、だからかな・・」
S氏は髪が短く、で黒い。
S氏「動物は洗わないのに毛が多いよ」
3人「本当だ!遺伝はあるけど、やっぱり洗いすぎない方がいいんだね」と妙に納得。


 師匠は相変わらず元気印で頑張ってますが、近頃は毛と歯と病気の話が多くなりました。

2007年5月24日 (木)  
 同じ住宅の隣がモンゴル人で数階下には台湾人が。昨日その台湾の方が帰郷したお土産でウーロン茶をいただきました。台湾産のは安心して飲めるので有難いです。

 台湾に比べると、中国恐るべし。こんなの(キクラゲや粉ミルクが!)
http://www.asahi.com/international/update/0520/TKY200705200175.html?ref=toolbar2

 それにこんなのも(料理に廃棄油だって!)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070519-00000004-rcdc-cn

 これには中国人でさえも敬遠してるって言うんですから・・。

 素晴らしい歴史のある国なのに・・恐ろしや〜信じられない事ばかりが出るは出るわ! こんなんで本当にオリンピック出来るんでしょうかね・・。

 さて、東京は蒸し暑いですが、新潟はどうかな? 明日から行って参ります。

2007年5月22日 (火)  
 昨年十月から月に1度、船の科学館で辻講釈をさせていただいておりますが、今回で七回目となりました。これまでに朝日新聞を始め新聞四紙の社会面に掲載していただき、「NHkラジオあさいちばん」でも放送していただいたお陰で、南極講談を聴きに来て下さるお客様も沢山おられました。

 しかし、そろそろ新聞の神通力も薄れてお客様も少なくなって参ります頃かと・・・。たまには南極一席よりも、これを前半だけにして古典講談も取り入れてみようと・・。そうしたら、今回もお客様の人数がつ離れ(10人以上)致しました。「続きも聞きたいから来月もきます」とおっしゃる方も〜喜んでいただけて嬉しかったです。

 それに、知り合いの日暮里にお住まいの校長先生が来て下さいました。また先月「しらせの宴」でもお会いしております、秋田県の「白瀬中尉をよみがえらせる会」会長さんと小笠原航路の船長さん、それに同会の女性の方も。ありがとうございます。

「南極〜」の後編は面白いのですが、「ヱ〜日差しも暑くお客様にもお気の毒、ちょ〜ど〜時間と〜なりました〜」。この続きは次回の6月3日にという事で。来月3日は「宗谷の会」のイベントがあるのだそうで、どのように講談が関わるのかわかりませんが、近くなりましたらお知らせさせていただきます。

2007年5月18日 (金)  
 今週は2本芝居鑑賞しました。知り合いの方が出演する芝居「金の卵1960」、これは高度経済成長期の日本で、舞台は新宿ドヤ街のパン工場。「金の卵」と呼ばれた地方出身の集団就職の若者の目を通し、激動の60年代を生きた人々の青春群像・・という内容でした。

 実はその開演ギリギリまで「薩摩おごじょ」におりました。映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」を観た帰りがけにお店を訪れるお客様で賑わっており、ご亭主の潤さんもお元気でした。そんな訳で焼酎の水割2杯のアルコールが入っても眠らずに最後まで。初日にしてはテンポも良く、全体的になかなか面白かったと思いました。

 昨日はもう一芝居。サン=テグジュペリ原作「星の王子様」。まだ演技はこれからの方々のようですが、台本や演出、それに音楽が良いので、もう少し上級クラスの役者だったらとてもいい舞台になったろうな〜と、台本・演出のk氏と挿入歌20曲も作曲された羽野さんに敬意を表して大拍手をして参りました。
 
 童話は時として的を得たことを言います。この話の中でも「心で見ないと、物は見えない。肝心なことは目では見えない。」と、色々と考えさせられる台詞がありました。

 子供に見えて、大人になったら見えなくなるものがいくつもあるようです。成長していく過程で失っていくものも随分あるのではないでしょうか。

2007年5月14日 (月)  
 映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」公開初日に観てきました。やはり、オリジナル講談「ホタル帰る」を口演しているので一日も早く観たいので、一昨日、新宿の公開映画館へ飛んで行きました。

 内容は分かっているだけに、最初から涙ぐんでしまいます。物語は、伊武雅刀扮する大西瀧治郎中将が、特攻隊を提案命令する場面から始まります。生前、赤羽礼子さんが「母の役は岸恵子さんで」と希望していたそうですが、岸恵子扮する鳥浜トメさんの語りで物語りは進められて参ります。映画の冒頭には 
 
 特攻隊員から母のように慕われた鳥浜トメさん。
 彼女に聞かせてもらった隊員たちの真実の声。
 苛酷な時代を生きた、美しい日本人の姿を
 残しておきたい。
    制作総指揮官 石原慎太郎

 特攻隊員の名前は実名でない方もありましたが、その時代の中で切ない程に精一杯命を燃やした若者の姿と、その若者を支えたトメさんの交流を描いたもの。唯単に「戦争反対!」というのは簡単な事ですが、あの若者たちは、母親や妹弟など大事な人を守るために命を捨てた、その尊い犠牲の上に今の日本があるのだと思います。赤羽礼子さんのご子息潤さんも、「母が敵機の機銃掃射に襲われた時に特攻兵が守ってくれなかったら、今の僕はいなかった」とおっしゃっておられました。


「ホタル帰る」の講談に、とても参考になりました。もう一度観に行きたいと思ってます。皆さんも、是非劇場へお出掛けくださいませ。

2007年5月10日 (木)  
 迷惑メールのお陰で、今日は半日やるべきことが出来ませんでした。というのは、今度お世話になるところに公演のチラシ用資料を送っても送っても届かなかったからです。送る側のパソコンに原因があるのかと心配してしまいました。

 お役所や大きな会社では、迷惑メールの増加で対策として、幾重にもフィルターをかけているのだそうです。それで、必要なメールまでもが弾かれたと・・・。本当に迷惑メールの防止対策、よ〜くわかりますよ。しかし迷惑メール対策の為に迷惑になることも・・何か矛盾してるけど。

 迷惑メールと花粉症を蔓延らせない方法、ないのでしょうかね。

2007年5月9日 (水)  
 中国は昔は行ってみたい国でしたが、こう色々と問題が続きますと正直言って恐国ですね〜。実際、中国製品は購入してませんし、特に食品は手にも取りませんもの〜この間も新潟の有名なお医者さんが「食べない方がいい」と言っておりましたよ。今度は偽ディズニーランドや、偽しんちゃんグッズやキティちゃん等、諸々の知的所有権に対する認識が無いと問題にされてますが・・・・知的所有権とは、特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権権など・・日本人にもこれを気にしない困った人がおりますが、自分の財産は自分で守るという気持ちを強く持ちたいものです。

 さて、個人のオリジナル講談も知的所有権に入るのですが、その講談「ホタル帰る」(原作 赤羽礼子 脚色羽野誠司)昨年秋から暫くかけていませんでしたが、先日、寄席で30分に短縮して掛けさせていただきました。

 映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」が12日に公開されます。「ホタル〜」を企画して台本を作ってくださった羽野さんが5年前、この映画の主人公、鳥浜トメさんの次女で「ホタル〜」の原作者赤羽礼子さんに台本をお送りして読んでいただきましたら「これまで皆断ってきてるけど、この台本は原作の通り書いてくれました。ドンドン語って下さい。」と、講談「ホタル帰る」上演の許可をいただきました。ホタルになった特攻兵宮川軍曹のご親族ともご縁があり、非常に思い入れの詰まった、私も苦労して覚えた大事な話です。特攻おばさん鳥浜トメさんと親交があった石原慎太郎都知事が映画制作を発表したのは、その翌年のこと。そのトメさんを主役で、映画を作るとあるのを見た時はとても喜びました。その映画がやっと一般公開されます。

 この映画公開を待ち続けながら一昨年、トメさんの次女礼子さんは10月に亡くなられました。その礼子さんのお通夜で、一番前に参列して悲しみにくれておられた石原都知事は、トメさんの偉業を真っ先に理解された方だと思います。そして、今はトメさんの孫、赤羽潤さんが母、礼子さんのご意志を受け継いでおられます。私も礼子さんが許可して下さいましたことを誇りに思い、頑張って口演したいと思います。

2007年5月3日 (木)  
 先日、目にコンタクトレンズを入れようとしてうっかり片方無くし,近くのお店に作りに行きました。メガネ屋さんの隣が眼科です。あれ?さっきメガネ屋さんで応対していた人が隣で目の検査をしておりますが、お医者さんは若い方・・何となくナヨナヨしておりますが、親切そうな先生。連休ですので出来上がりが来週に、それまで見えないと困るので、ハードレンズが届くまで、使い捨てソフトコンタクトレンズで間に合わせることにしました。

 これが使い方が大変、目をカーッと見開いて瞼をこじ開けてつけ、取る時もやはりカーッと見開き、直接目に装着してるソフトコンタクトレンズを指で摘んで取るというちょっと恐いやり方です。目の為には、ハードの方が良いそうですね。痛みがわかりますし、ソフトレンズは目の水分を吸いとるので、目を潤す涙に似た成分で補給しなければ危険だそうですよ。取りあえず、明日の「講談祭り」はこれで安心です。

 羽野さんは、今とても忙しいので台本お願い出来ないし・・困りましたが仕方ない、初めてショートショートですが「勝頼夫人」の講談台本を作りました。出来た!と喜んでる場合ではありません。これを覚えないと・・。原稿用紙2枚を4行に要約しますと、こんな感じです。

 武田勝頼の妻は、北条氏政の妹で天正5年、14才で勝頼に嫁ぎます。長篠の敗戦後に離反が相次ぎ、5年後には天王山で自害して果てます。

 黒髪のみだれたる世ぞはてしなき うらみに消ゆる露の玉の緒
  (辞世の句 5代目馬琴先生著書参照)
 勝頼37才 一子信勝16才 夫人20才に満たない19才の命。

2007年5月1日 (火)  
 5月といえば[講談まつり]風林火山(武田信玄と山本勘助)の中の戦国裏史・女達の悲話哀話では琴桜師匠はじめ今回の「講談祭り」担当の琴嶺先生他女流7人が語ります。私は勝頼夫人を2分間30分。そ、その台本を作らないと語れません・・こりゃ、大変だぁー、何とかして書かなきゃ。

 それが、終わったら新ネタ覚えて、そろそろ勉強会のことも考えないと・・。
今月は時間の余裕がありますので何処か散策か旅に行きたい。ふっふっふ、友達から飛行機の割引優待券をいただいたのだ!

 懐かしい人達から電話がありました。もう30年近く前に日本大学芸術学部の映画の手伝に同行したことがあり、日大の学生と友達になりました。「あこ」って呼ばれてた頃があったことすっかり忘れてました。その頃は、私も人並に若くピチピチしてましたから、とても良くしていただきましたよ。T氏とS氏とY氏の三人で神田で酒盛りしているところだそうです。
 
 私は、あまり学校の同級生とのおつきあいはない方ですから、こちらが本当の同級生のよう・・嬉しかったです。今度会おうって〜?あの頃の面影は皆無ですから、変わり果てた姿に驚愕される様子が目に浮かびます。トホホ・・。

2007年4月30日 (月)  
 ゴールディンウイークは凄い雷雨でスタートしましたが、昨日今日は5月晴れで心持ち良い日和となりました〜。今月は掛けてないネタを5席覚えました〜それだけでドッと草臥れてしまった。
今日の高座は最悪で師匠に怒られました・・覚えが悪いんだからもっと早くやっとけ!・・ご尤もです。

 この後覚える講談、師匠から新ネタ3席いただきました。「孫悟空」それも2席も、何で今おサルかな!?もう一席は「五平菩薩の由来」・・この話しは浅間山が大噴火、被害で水もなくなり、五平の父親が末期の水を飲めないまま死んでいったというところから、五平が井戸を掘るという話しなのですが、この講談は昨年1月に亡くなった父を思い出します。父は肺炎を繰り返しておりましたが、入院先でMRSAに感染してしまい薬も利かずに、水さえも喉を通らなくなりました。病室に洗面所があるのですが、水道を見つめ指指すのです・・心残りな、辛い思い出です。

 講談に登場する人物は実にわかりやすい。話しの中の、忠義、正直者、親孝行者こういった人達には真の優しさや思いやりも人一倍持っているのではないだろうか・・本当の「やさしさ」は厳しさの中にあると。

2007年4月23日 (月)  
 新潟から戻りました。丁度桜が満開でした。水仙もカタクリの花やショウジョウバカマも、草花が可愛い。ふきのとうやこごみやうど等山菜の天ぷら、青菜のお浸しと、どれも新鮮で美味しい。この季節は得した気がします。

 また、薬石風呂に連れていっていただきました。身体の隅々までポカポカ、身体が軽くなります。しかし翌日は、寝不足で身体がグッタリ重くなりました。今度は、ゆっくり湯治に行きたいです。

2007年4月20日 (金)  
 一昨日は、何と12時間も眠りこけてしまいました! 夕食に野菜たっぷりの食事をして、お風呂に入った途端にとても眠くなり、ネタを覚える筈でしたのに、午後8時頃から翌日の朝8時まで、その間トイレに一度起きましたが、また直ぐふか〜い眠りに落ちました。

 風邪で寝込むこと以外、こんなに眠った事はありません。普段の就眠は12時前に眠る事は週に3回程あればいい方で、午前1時や2時になってしまう日もあります。

 寝不足や疲れが溜まっていた事もありますが、実は夕食に食べたレタスにスライスした新玉ねぎを巻いて生姜入りの味噌をつけて食べたのです。それが関係してるのでしょうか? 「あるある〜」での「レタスを食べると眠れる!」の説は嘘とわかったようですが・・どうやら私の体質にはレタスの芯はとてもよく利くようです。寝過ぎた代償は大きかったけど、この快眠で体中の悪いものが少し修復たらいいのですが〜。

 今日は新潟に行って参ります。

2007年4月16日 (月)  
 ヤフーメールの迷惑メール選別サービスを利用しているのですが、この間、迷惑メールに紛れこんでいる、必要なメールを発見しました。面倒でも確認してから削除する方がいいようです。もしかしたら、私が送ったメールも行方不明になってるかも? もし、何ら応答のない時はお知らせください。

 先日「白瀬中尉をよみがえらえる会」の集いに行って参りました。「南極第一次観測隊物語」を講談で語っていることで、講談「白瀬矗」のご要望がありました。うーん、南極を語るのなら大正元年の白瀬中尉の南極探検が原点ですからね〜。それもこれも、台本書いてくれる羽野さんの胸三寸という事でしょうか。

 その翌日は群馬県猿ケ京温泉「蔵やしき野の花畑」で第3回講談の夕べがございまして、慌ただしくネタを覚えながら上越新幹線に乗り上毛高原駅へ。ここで再び桜が見られましたので感激です。温泉に浸かって、美味しいお料理をご馳走になり極楽極楽。本当にありがとうございました!

 帰りは、講談を聴きにきて下さったお客様の林ご夫妻の別荘にお招きをいただきました。そのご夫妻の奥様は元人気モデルとあってひと目見た時から華があり奇麗な方、旦那様は化学技術者と絵に書いたような素敵なご夫妻です。

 別荘は前橋市の群馬フィッシングセンターの近くで、景色も実に素晴らしい。ことに、赤城山山道途中の夜の眺めは絶景との事です。赤城山と言えば国定忠治、つい師匠のカラオケ18番「赤城の子守歌」を思い出してしまい、替え台詞のところを思い出して慌てて払拭しました。お陰で身心平穏、さぁ〜今日から新たに頑張ります。

2007年4月9日 (月)  
 もう4月に入って10日たったんですね〜。この一週間、実に色んなことがありました。

 昨日は桜花吹雪の中、川越蓮馨寺での辻講釈でした。桜に間に合わないと思い、先月「秋色桜」の読み物を・・、他で演題を出しているネタがありますので、そろそろ覚えて掛けようと思いましたが、境内の桜ふぶきが見事でしたので、急遽予定を変更、桜をこよなく愛した西行法師のお話をさせていただきました。この頃は、少し前なら何とか間に合うネタも少しずつ増えては参りました。
 
 帰りがけから鼻がモジモジ、鼻水たら〜っ・・、だいぶ経ってからくしゃみ。これって風邪? それともとうとう花粉症が!? どっちも嫌ですが、花粉症は毎年やってくるから、まだ風邪の方がマシだと思います。今日は「木馬亭」で、喋りながら鼻水すするのが忙しい・・あ〜あ、折角の高座が台無しです。今日は早く眠りたいです。

2007年4月3日 (火)  
 すっかり風邪を引いてしまいました。

 1日のもへい寄席の日は暑かったのに、ウールの着物に着替えて更に薄い雨コートを着ていたので汗をうっすら・・それに、寝不足も祟って体調を崩し、2日間床に伏せっておりました。ちょうど空き日でしたから、その間に体調を整える事が出来ましたので長引かないで済んだようです。
 
 先日、船の科学館での辻講釈に、滋賀県の高校の校長先生が直々に聴きにいらして、11月に公演させていただける事になりました。先月10日のNHK「ラジオあさいちばん」サイエンス&カルチャーの「南極第一次観測隊物語」がたまたま耳に入り、「これだ!」と思っていただけたそうです。実は私も、学校で公演させていただきたいと思っておりましたところなので、もう〜大変感激しました。

 実は「南極第一次観測隊物語」には秘密兵器がありまして、私の講談の中で唯一、BG音楽があるのです。生徒さんたちの心に残るように、精一杯頑張りたいと思います。

 折角の空き日には、部屋の整頓整頓とネタ覚えをする予定でしたが、風邪の為に何も出来ませんでした。残念です〜。

 寒暖の差が激しいこの時期は油断禁物ですね。どうぞ、皆様も健康に注意してくださいませ。

2007年3月29日 (木) 追伸
 さて、今月の宗谷の前でオリジナル講談「南極第一次観測隊物語」は31日です。
 
 実は、我が家にも1/700の宗谷モデルが届きました!何と、ミクシーのメンバーの中にプラモのカリスマ的存在の方でもあり、12チヤンネルで放映されたアニメ「宗谷物語」を監修された方がおられます。その方から、幸運にも3000アクセスヒットした記念品にいただいたのです。これも、奇跡の船「宗谷」のおかげでしょうか。部屋中に宗谷のパワーが充満しているようで嬉しいですね。

 今日3月29日は、南極スコット隊(イギリスの探検家)が遭難した日だそうです。1912年1月17日に南極点に到達しましたが、その帰途で猛吹雪に遭い補給基地までわずか18キロの雪原で、死亡した日でもあります。

2007年3月29日 (木)  
 昨日午前中「講談まつり」女達の悲話裏話の打ちあわせがありました。そして、夜は鶴女先生の会にお声を掛けていただいておりました。先生の会に呼んでいただいたのは、初めて・・とても有難いです。
会場はもう大入満員、立見が出る程の大盛況でした!大変お世話になりました。

 お客様からいただいた、今月で期限が切れる浅草ROX「まつり湯」の招待券がありましたので行ってみました。7階にお湯があるのですが、翡翠パワー露天風呂、マリントル風呂、ジエットバスがあり、中でも気にいったのは、うたた寝室があることです。一旦家に戻ろうとも考えましたが、間が空いた時にこうしてお風呂に入ってうたた寝出来るのはグッドアイデアです。昨日はうたた寝できる程の時間がありませんでしたが、今度試したいです。

 お風呂といえば先日、新潟県南魚沼市で世界初と言われる薬石風呂に入りました。15種類の薬石を組み合わせた温熱波動療法だそうです。ストレス解消、ダイエット、免疫力の促進などに効果があるようです。例えると、灼熱の浜辺で寝転がってる感じでしょうか。その夜は身体がホカホカで、肩凝りもなく身体が軽くなりました。そこは保養の宿「龍気」、天然温泉でお風呂好きの方にお勧めです!

2007年3月27日 (火)  
 今日、新潟から戻りました。昨日の9時45分に地震がありました。震源地石川県の震度6というのは大変ですが、浦佐辺りは震度3だったそうです。それでも、かなり揺れたのでびっくりしましたよ。

 そういえば中越地震の時も新潟にいたんですよ〜。それがあるので、 心配した身内から電話がありましたが、大事には至りませんでしたので、ホッとした様子でした。

 今回の梅桜寄席のゲストは噺家の柳家さん八師匠です。とても頭が良くて後輩にも親切、裏表が殆どない方でズバッと指摘されておっしゃるけど、その口ぶりに心配りが感じられて、とてもいい師匠です。今月は天候が悪い中、沢山のお客様が大笑いして楽しんでお帰りになりました。
 
 師匠も羽野さんも健康診断で引っ掛かったけど、お二人とも検査結果は何事もなくて安心しました。

2007年3月22日 (木)  
 羽野誠司さんがオリジナル講談「南極第一次観測隊物語」を作ってくれたおかげで、南極絡みで色々な方とお会いする機会が増えました。

 昨日は、大田区南久ケ原の「昭和のくらし博物館」に行って参りました。昭和26年建造の文化住宅、茶の間のちゃぶ台にはイワシや秋刀魚の焼き魚等食事の用意がされて、昭和の家族団欒の様子が伺えます。どの部屋を見ても暖かい愛情に包まれた一家が暮らしていた様子が目に浮かびます。

 ご近所が鵜ノ木、ここに探検の神様で技術者としても超有名な西堀栄三郎氏(南極第一次観測隊の副隊長、第一次越冬隊長)の住いがございます。当時は報道陣が沢山押しかけてきたそうですが、特に、犬を置いてきたことで西堀家の庭に毒饅頭を投げ込まれて、愛犬が被害に合うところだったそうです。これって、犯罪ですよね〜。犬ぞりを南極に連れていくことを提案したのは西堀氏。私もそのおかげで「南極第一次観測隊物語」で、タロ・ジロと再会の感動場面を語らせていただくことができた訳です。

「昭和のくらし博物館」の学芸員の方のご紹介で、なんとその西堀越冬隊長のご子息西堀峯夫さん(現在ドイツ在住)にお会いして、お話を伺う事が出来ました。もう〜光栄です。南極のご縁が広がり口演企画が少しずつ増えて行くのは有難い事です。

 明日は、毎月恒例の新潟に・・今月は寒いようです。

2007年3月19日 (月)  
 今日は、渋谷で久しぶりに友達と昼食を食べました。

 あ、先日ラジオの取材でNHK放送センターに行きましたが、ここ数年は渋谷を歩かないなぁ〜。ちょうどハチ公の銅像のところに懐かしの玉電(昭和29年〜45年)五千型の一号が置かれてました。車内では「ハチ公展」開催中。おなじみの忠犬ハチ公 (1923年生まれ〜1935年没)の銅像は、戦時中の金属回収令で供出されたりして、現在のが3代目だそうです。12才というと人間に例えると83才くらいでしょうか、長生きしたんですね〜。フィラリアにかかって亡くなり、青山墓地に埋葬されたそうです。映画「ハチ公物語」、最後のところで泣きましたよ。

 ブラブラ散策していると東急百貨店が・・そこのレストランで食事をしました。ハンバーグランチです。ハンバーグと玄米ご飯にサラダと超ミニのデザートですが、ケーキやヨーグルトにみつ豆にシュークリーム等6種類が絵具のパレットのようなお皿にちょこんと乗って、まるでオモチャのデザートのようです。

 私はコレステロールが・・彼女は血圧が高く治療中、「今日だけね!」なんて言い訳しながら、甘い誘惑に弱いのでした。

2007年3月18日 (日)  
 3月上旬は歯痛、先週は腰痛・・これは、パソコンの前に座りっぱなしの日が続いて姿勢が悪かったのが原因と思われます。やっと腰痛も治まり、車に乗り込んだときの飛び上がるような痛さも無くなりました。

 床に入ると直ぐに就眠出来たのに、体調悪かったここ2・3日はなかなか眠りにつけませんでしたが、夕べは本来の眠りを取り戻し、爽やかな朝を迎える事が出来ました。普通に過せる事の有難さを改めて噛みしめております。

 身体に不安を感じると、悪い病気が潜んでるんではないだろうか!?これからどのくらい講談が出来るんだろう!?と情緒不安定になりそうですが、人間は生まれてくる時に阿弥陀様(?)に「お前はこの世に出たら何歳くらいでこうこうこういう困難があるけどそれでもいいのか?!」と聞かれて「はい!いいです」と約束して生まれて来るのに、産声を上げた時に言われてきた事を忘れてしまうそうです。

 昔の人は巧いことを言ったもので、「生まれ出たところ、人間界(この世)は苦の娑婆」誰にでも苦があるという事です。身に起きた不幸や困難を、こう解釈して更に努力してこられたのでしょう。どんな困難があっても、恨まず、嫉まず、羨ましがらずに一生懸命に生きたいものです。しかし、これは容易なことではないですね・・。

 電車の窓に映る疲れた自分の顔・・無理して笑ってみると何だか可笑しさが込み上げてきて、自分の為の作り笑いで励まされます。

 さて、前向きに勉強会をしなきゃ〜。うーん、今回はどういうふうにしよう。

2007年3月13日 (火)  
 暫く銭湯に行ってませんのでそろそろ疲れが溜まりましたので行きたいと思います。

 この間は焦りました。絶対これ!と決め込んだ話が、ネタ帳見たら前日に出てしまってました。慌ただしく別なネタを頭の中で復習って高座に上りました。うろ覚えですが、もう、やるしかないです。

 そんな事があった後でしたが、その後で師匠が出るときには高座を脇にどかすため、一度定式幕を閉める手筈になっております。それが幕を閉めると思わず条件反射で「おなーかーいり〜」を高らかに叫んでしまいました。その時は我ながらいい声が出て自分で聞き惚れて・・それでもって気分よく最後まで信じて・・楽屋に戻ると師匠が「俺が出るんじゃないか〜!」って、ハッ!と気がついて「ど、どうしましょう・・・」

 仕方ないので中入りを一席前に早く取ることになりました。如何にドンでも、ここまで気がつかなかったのは初めてです・・ハァ〜、明日にでも近所のスーパーお風呂にゆっくり浸かって疲れを取ってこよう。私って本当に安上がりな気分転換で済むんだなぁ〜。。

2007年3月10日 (土)  
 今日は、オリジナル講談「南極第一次観測隊物語」の一部が、NHK「ラジオあさいちばん」のカルチャー&サイエンスコーナーで8時13分から8分間放送されました。「南極〜」の障りとインタビューを素に、梅星の思いが伝わるように巧く構成して下さったキャスターの遠田恵子さんに感謝しております。

 この台本を書いた羽野さんが音楽もつけてくれましたので、その音楽も入れて、前向きな姿勢を上手く印象づける演出。一番乗りでお褒めの言葉を下さいましたのは、大力納豆社長さんです。新潟小出の会社だと電波が悪いので、車の中で聴いてくれたそうです。
「良かったよ〜感激。いや〜羽野さんの音楽でしょう。いいねぇ〜」と。

 船の科学館の担当の方も「さすが、凄い!」と喜んでくださいました。これからも、応援して下さるお客様や、関わってお世話いただいている方々、そして「宗谷」の為にも精進いたします。他にもラジオを聴かれた皆様から数々のご声援や励ましのお言葉をいただきました。どうぞ、これからも末長くご贔屓、宜しくお願い致します。

2007年3月6日 (火)  
 昨日の強風で思い出したのが、子供の頃に家の窓や障子にうつる台風時の強風の影。それが、幽霊や魔法使いのおばあさんがおいでおいでしているなど、色々な物に見えました。天井のシミや木の年輪も、空の雲も・・子供の時は想像力豊だったのに、今は感性がすっかりなくなってしまったようです。

 そんな私がこのところ、一気に一生分の運を使い果たした様な事が立て続けに起きています。それは、このH.P.の「お知らせ」にもアップしましたが、船の科学館での辻講釈が朝日新聞の夕刊記事を皮切りに、北海道新聞、そして2月22日には東京新聞にも大きく取り上げていただけました。

 更には、NHK「ラジオあさいちばん」(月〜日・午前5時〜8時半)でも、3月10日(土)8時13分頃〜8分間の「カルチャー&サイエンス」のコーナーで、インタビューが放送されます。全国向けの放送です。私がノータリンだもので、お忙しいキャスターの遠田恵子さん、取材に都合4回もお越しいただきました。ありがとうございます!

 こんなチャンスをいただけましたのも、まずは、弟子に取っていただいた師匠のお陰です! そして、このオリジナル講談「南極〜」のテーマ選びと台本の制作、著作権交渉までしてくださった羽野さんのお陰です!船の科学館での辻講釈も羽野さんの発案です。また、原作者北村泰一先生との仲介役をしてくださった、元文藝春秋編集長の高橋一清氏、現在は松江観光プロデューサーをされておりますが、この方のご尽力も忘れてはいけませんね。

 それからは、船の科学館「宗谷」船上での出会いからご縁が拡がり、朝日新聞夕刊にまで。これは、記者の中山由美さんに感謝です! これ「宗谷」が取り持つ縁ではないかな〜と思うのです。ちょっとだけ感性を取り戻したでしょうか・・ハハハ。

2007年3月1日 (木)  
 なかなか作成出来なかった確定申告、やっと提出して来ました。ホッ!
 
 お役所で確定申告書を記入している時に、前方に座ったオジサンはベラベラ喋ってうるさいし、横には奥さんが泣いている赤ん坊をあやしながら確定申告を急いでいる。おかしなオジサンの喋りと赤ん坊の泣き声がハモって、こっちは気が散ってしまいましたが、それでも1時間位で提出できました。

 健康診断の結果と確定申告ほど気が揉めるものはありません。帰り道、デパートに寄ってウロウロしてお団子とカステラを買って帰りました。何て安上がりな気分転換なんでしょう。

2007年2月28日 (水)  
 新潟から戻りました。22日(木)から新潟に行き26日(月)の夜に戻りました。
 
 今回は一日早く梅桜亭に行きましたので、長い滞在となりました。考えて見ると、21日から27日まで続けてお仕事をさせていただき大変有難いのですが、しかし、家を空けてますと雑務が溜まるので、今日は郵送作業や細かい作業に追われ・・・気がつけば一日が暮れて行きます。それに、2月は28日と短い月ですから何だか慌ただしい気分になりますね。あ〜、少し気分転換が必要かもしれないです・・。

2007年2月21日 (水)  
 月日が経つのは早いものでグズグズしていたら、今年もあっと云う間に過ぎてしまいそうな気がします。
 
 中国では、今年は60年に一度の「金猪(黄金豚)年」だそうです。この年に生まれた子供は金持ちになるという・・。そこでこの年に子供を生むために、昨年結婚したカップルもいるのだそうです。これに便乗して纏る費用が2〜3倍に跳ね上がるそうで、従ってベビーブームで受験戦争や就職難などが予想されますが、これも商売絡みとか。向こうでは、猪でなく豚というんですね〜。

 今年豚年という中国の話はないのですが、台湾の話なら一応保留としてウフフ・・です。他に新作オリジナル講談の候補は色々とありそうです。「第一次観測隊物語」の中から独立した話も何席か出来そうです。でもオリジナルはとにかく手間暇がかかって、古典よりも重労働という気がしております。ただ、この「南極〜」では様々なご縁から、自分の修業の為と、「宗谷」保存協力の一助として、宗谷が係留されている「船の科学館」で辻講釈させていただくことになり、そこに新聞の取材が来たりと、思いがけない拡がり方をいたしました。
 
 朝日新聞で紹介していただきましたお陰を持ちまして、お声を掛けてくださる方もあり、嬉しいことです。北海道の羅臼からは口演のお話も・・そういえば、先日はBS2で「日本の名峯 羅臼岳」を見ました。羅臼岳は登った事はないですが羅臼岳の麓、「木下小屋」には師匠の出前講談で何度も宿泊した事があります。

 あそこは電気の付いていないトイレが外にあり、夜中にそこに行こうとして玄関を出てみると、月光に照らされた牡鹿が目の前にバーンと立っている、もう幻想の光景です! 電気のない露天風呂では蛇が出たり・・熊と一緒に露天風呂という何げない冗談が現実に。テレビで木下小屋を見てとても懐かしかったです。このチャンスに北海道を巡業出来たらとても嬉しいのですけどね〜。

2007年2月17日 (土)  
 今日は「船の科学館」企画展室内での「辻講釈」でした。朝日新聞夕刊に引き続き、14日には北海道新聞にも紹介していただきました。そのお陰で、今日は大勢の方に来ていただきました。

 それに、今日は何と、NHK「ラジオあさいちばん」のキャスター、遠田さんが取材にいらしてくださいました。それなのに、この2〜3日が他の事に時間をとられてしまっていて、せっかくのチャンスに準備不足。も〜うギリギリまで復習ってるというどうしようもない状態になってしまい、緊張して口が廻らずに、崖っぷちな講釈で申し訳なかったです。それなのに、皆さんによーく聞いてくださり、「感動しました!」と云っていただけました。良いお客様に助けられ、感謝の気持ちで一杯です。皆様、本当にありがとうございました。これからは後悔をしなくてすむよう、精進してまいりたいと思います。

2007年2月12日 (月)  
 昨日、早朝の新幹線で新潟へ。南魚沼市の「雪まつり」参加のためです。雪祭りと言いましても、新潟も雪がとても少なく、名物の雪燈篭も数本だけ。それでも午前中は、雪合戦で賑わいました。私も「キンバイチーム」の足軽で参戦。この雪合戦は5人一組で対戦します。一番体力があって運動神経の良い師匠が大将なのですが、盾に隠れて「行け!行け!」と掛け声ばかり。大きなヘラで飛んでくる雪の玉を受けてるだけです。

 我々足軽が前まで行って戦いますが、雪の玉がなかなか相手まで届かない! 結局情け無い戦い振りで負け戦となりました。数十年振りの雪投げ、子供の頃を思い出して懐かしくもあり、なかなか楽しめました。しかしこれ、けっこう体力要ります。

 夜は六日町小学校で「復興チャリティ雪中寄席」です。前日は落語の三笑亭笑三師匠。この日は師匠の新作「直江兼継」。地元の歴史的人物の講談で好評でした。ちなみに私は軽い話で「お竹如来の由来」。

 一泊して今日、午前中の新幹線で戻りました。むこうは雪が降っていましたが、東京は春のようなポカポカ陽気でおどろきました〜。明日は確定申告作成しないと。それに、14日の「宝井一門会」のネタも復習わないと・・。

2007年2月9日 (金)  
 昨日は川越の蓮馨寺での辻講釈でした。こちらは私の師匠が、もう30年近く辻講釈を続けているのです。私も弟子入りして以来9年間、大変お世話になっております。

 この蓮馨寺さんを師匠に紹介してくださった方が、陶芸家のM氏です。そのM氏が昨年、屋根の木の葉落としをした後、屋根からはしごを降りる途中で足を滑らせて転落してしまいました。けっこうな怪我でとても心配しましたが、医学の力と生命力は凄いもので、昨日お元気な姿で来られました。まだ足元はふらつくそうですが、本当にお元気になられて良かったです。

 天気予報とは裏腹に素晴らしい青空に恵まれて、ちょうど針供養の日でしたので賑やかに「南京玉すだれ」の方々も・・。こちらでは縁日の8日に境内で色々な市があり、気晴らしに境内をぐるっと廻って見ていた陶芸の先生に「何かありましたか?」と聞きましたら、「俺に、この焼物2つで8千円でいいよ!安いよ!だってさ」・・って苦笑していました。相手もプロの陶芸家に吹掛けたとは思わなかったでしょうね。

 とうとう必要に応じて、MDレコーダーやデジカメを購入しましたので、この日は帰ってから、パソコンのメモリを増やしたりデジカメの写真をを取り入れられるようにしてもらいました。まだ使い方はよくわかりませんが、焦らず少しづつ覚えようと思います。

 そのときパソコン内を開けたら、どうすればこんなになるんだと云う位の埃が積もっていました。それでもこのパソコン、よく動いてたものです! これからは時々掃除をして大事に使いたいと思います。

2007年2月7日 (水)  
 野川を散歩するのは久し振りです。小鳥や鴨達は、冬の穏やかな気候をどう思うのだろう・・。

 昨日は、埼玉の川越・東京電力さんで一席させていただきました。最初お電話をいただきました時に、「東京電力」と聞いただけでも「はっ!電気代をお支払いしてないのか??」と、全く「講談」とは結びつかなかったのですが・・担当の方も支所長さんもいい方でした。しかし、高座の方は、あーすればよかったこーすればよかったと、後悔ばかりです・・それにしても、偉い方ばかりの前で喋るのは緊張しました。

 「電気は大切に使いましょう!でんこちゃんストラップ」をいただき、すっかり気に入ってしまいました、早速携帯につけました。髪をアップにしている「でんこちゃん」に着物で張扇持たせたら・・講釈する「でんこちゃん」いいかも。

2007年2月5日 (月)  
 北海道新聞社会部の記者の方から取材を受けました。次回の辻講釈までに掲載したいという事でした。そこで月一回の辻講釈を、取材の為に特別にもう一日増やしていただきました。

 取材の都合で午後11時からスタート。お天気は良かったのですが、風があって寒かったかな〜。ろれつも廻っとらんし頭の中も隙間風がすーっと・・・テンポも悪かったかな・・・。

 2回目は(何故かこの日は2回講釈)午後から、企画展示室でした。この日はどちらの回もお客様がいらしてよく聞いてくださいました。2回目は私の講釈も調子が良かった〜この感じが毎回出せると良いのですが、午前の部は折角の取材だったのに〜「でも、いかったべ〜国のおっかーが、悪い事しないで社会面に載るんだから喜ぶべー」あれ〜、ここは羊蹄丸地下の「青函ワールド」か!?

 昨日はNHk放送博物館「愛宕山講談会」。私の演題は「義士銘々伝〜三村の薪割り」これで、2回目です。別段この日の為に稽古した訳ではなかったのですが、一回目より整理され、危ないところはあっても何とか終える事が出来ました。

 昨年から風邪をこじらせていたお客様のIさんがお見えでした。ご高齢な方でしたので心配してたのですが、元気なお姿で私を待っていて下さったようです。すぐに傍まで走り寄り、お互いに手を取りあって喜びました。あ〜、本当に嬉しかった!病み上がりでも、こうして応援して来てくださる方の為にも、このご恩に報いるように頑張ります。