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2005年11月8日 (火)  
　各地を旅して伝統芸能や民族風習などを訪ねてきたテレビ番組「遠くへいきたい」、放送35周年を記念しての音楽会が昨日、紀尾井ホールでありました。永六輔先生がゲストで、ご案内役が頼近美津子さんでした。その中に「大江戸小粋組」も出演、私も８月の上野鈴本演芸場以来ですが、木遣りで出演させていただきました。リハーサルがありましたので、午後からの入り。
　しかし、このホールは凄い豪華なシャンデリア・・奇麗です。永先生の楽屋を見せていただきましたら、ここ普段は指揮者控室でしたが、ホテルの個室のようでした。フィナーレにも出させていただき、永先生作詞・中村八大作曲「遠くへ行きたい」を出演者全員で合唱しました。うーん、やっぱり名曲ですね。今の私にはまさに「知らないまーちをあるいてみたーい、どーこか遠くへ行きたーい・・」という心境です。きっと、とっても疲れているんでしょう。

2005年11月6日 (日)  
　電話が鳴るたびにドキッとする毎日です。父が頑張っているので、病院の担当の先生方も「もう一度頑張れと！」と励まし、力を入れてくださっているようです。体力がつけばMRSAは自然消滅、そうなると薬の効果で肺の悪化を少しでも遅らせて、ひょっとしたら、もう一度という希望も・・。本当に、父は偉い人です。普通なら、あんな状態になったら生きる気力も失せると思われるのに、私なんかは、とても足元にも及びません。

　今日は船の科学館・羊蹄丸で「南極第一次観測隊物語」を公演させていただきました。あ〜、もう・・な・さ・け・な・い。羽野さん、それに、お声を掛けて下さった担当の方やお客様に申し訳なかったです。大江戸小粋組が９日と近い公演でしたので、踊りや木遣りのお稽古、それに輪をかけて、不死身と思っていた父の病気でショックを受けてしまい、急遽帰郷したりで体調を崩してしまいました。「南極第一次観測隊物語」追い込みで頑張るつもりが・・こんな軟弱じゃ、父にも顔向けできません。今日よーく眠って、この失敗をくり返さないように、よーく反省しましょう。

2005年11月3日 (木)  
　11月は以前から帰省する予定でおりましたが、父の様態が悪いというので急きょ帰ることになり、中一日だけ滞在して昨日、後ろ髪引かれる気持ちで東京に戻りました。父は、肺炎だけならまだしも院内感染（MRSA）に・・どうやら３年前の抗生物質の大量投与によって感染しやすい体になっていたらしく、薬が効かずに、入院して数日後のレントゲンでは、もう肺が酷く悪くなっている為に酸素を充分取り入れられないらしいのです。沢山の点滴の管に酸素マスクをしており痛々しい有り様です。
　一昨日は、お医者さんが前向きに取り組んでくださったのでしょうけど、タンが出しやすいようにするために首に管をつける穴をあけたのです。肺に溜っていたタンが沢山でたそうですが、何故かそうする前より父の息は荒くなり、状態はもっと悪くなってるのではないかと思えてしまいます。
　３年前の薬の事もデータは残っているのですから、専門家なら感染する危険は承知の筈です。何故最初から万全の処置をしてくださらなかったのかと悔やまれます。もう・・治してくれる筈の病院が不安と悲しみを増長させるとは・・これまで、手術してから20年も生かしていただいたと感謝するべきかもしれませんが、今回のような感染を防ぐ処置を怠った病院側に落ち度はなかったのでしょうか？
　それに、私が病室に行っていた時に、点滴の管がついてるのに確認しようともせず、新たに針をさそうとしていた看護婦さん。看護婦さんが代わっても伝達はされるものでしょう？そうでなくても高齢で、血管がもろくて入りにくいんですから、年寄りだと思って軽く扱わないでください。身内にとっては、もっともっと生きていてもらいたいんですから、全身全霊最善の治療をしてください！
あんな状態になっても頑張っている父を、今回もどうか生かしてください。

2005年10月28日 (金)  
　うーん、「南極第一次観測隊物語」なかなか寄席では掛けられませんが、今日初めて寄席で、前編の3５分くらいを30分の枠にして、急いでしまったけど掛けました。前半は南極観測に行くまでの過程がぎっしり、私なんかにはあまり興味ない話でしたけど、覚えながら「へえー」って再認識、勉強になりますよ。でも、古典の中に入ってやると、浮いたかな？
　だけど、あれを覚えるのは並大抵じゃないんだから、自分で褒めたいぐらいです。本当はこの後、後編の30分が面白いところなんです。カラフト犬に走り方を教えたり、犬ぞりの遠征で活躍する場面や、犬の色恋ざたや、火事騒ぎ。犬を置き去りにする別れの場面と感動の再会、「宗谷」が外国船に救助されたりで、苦悩や喜び、悲しみの中にも変化があっていいんですよ〜。長講１時間、ちゃんと聞いていただければ、南極第一次観測隊の通になれますぞ！

　ところでこの忙しいなか、田舎の父親が肺炎で入院しました。そでだけでも大変なのに、MRSAという院内感染にかかってしまい・・高齢ですので、とても心配です。「宗谷」のように奇跡を起して、また、必ず元気に家に戻ってきてもらいたい！そんな願いも込めて・・私も頑張ります。

2005年10月26日 (水)  
　昨日は木遣り、今日明日は住吉踊りのお稽古です。11月９日が本番ですから、お稽古が続いおります。個人芸の講談の方は前回と同様に、紅先生とご一緒させていただきます。永先生の方からはちょっと難しい註文が出てるようですが・・。当日にならなければ、何を演じるか分からないという状況です。
　ところで、こちらの講談が先ず優先！　11月６日、船の科学館での「南極第一次観測隊物語」です。昨日の産経新聞で、お台場の情報誌「東京シーサイドストーリー」に告知を出して下さいました。それに、船の科学館のH.P.にも告知が出ています。
http://www.funenokagakukan.or.jp/moms/topics/data/85.html
　こんなに宣伝して力を入れて下さっているのですから、「日本の南極観測計画」のように、期待に添うように頑張ります。

2005年10月24日 (月)  
　夕べ遅くに新潟から戻りました。昨日は梅桜亭から眺める八海山山頂に初雪が積もっておりました。新潟に滞在中は大雨だったり晴れたりと山のお天気は気ままですね。でも、美味しいキンバイ米で作ったチラシ寿司や天然のナメコをいただいたり、それと「なつめ」、これは初めて食べましたが親指くらいの大きさで珍味、リンゴに少し似た感じで美味しかったです。この時期の野の花も好きな花がありまして、梅桜亭に飾りました。それと、フラッと花を探しに出掛けると、川岸で朝顔が草花に巻き付いてるところを摘んできて小さな花瓶に挿しました。巻き付いて頼ってるのか？巻き付いて苦しめているのかわからないけど、なかなかいい感じだったもので・・これ、お花の先生に、これはいいと思うと言われました。へッへッ自己満足。

2005年10月20日 (木)  
　「ホタル帰る」の原作者で鹿児島県知覧の「特攻おばさん」鳥浜トメさんの次女、赤羽礼子さんが16日にお亡くなりになりました。８月14日にお店に伺って、たった２ヶ月しかたっておりませんのに・・。
　あの時は、旦那様とはお話しましたが、赤羽さんは二コッと笑っているだけでした。一昨日のお通夜で旦那様がその日の事をおっしゃっておられましたが、「話してきたら・・」と旦那さんが礼子さんに言いましたら、「疲れるから・・」と、元気がないので少しでもヱネルギーは仕事に費やそうとしてらしたそうです。
　亡くなる直前までお店に出て、特攻隊の話を聞きに来るお客様にお話をしようと頑張っていらしたそうです。私も、赤羽さんが、まだお元気な内に講談「ホタル帰る」を沢山の方々に聴いていただき、その活動が少しでも赤羽さんのお目に留まるように出来たら良かったのに・・と、残念でなりません。
　昨日も告別式に行って参りました。そしてお見送りの時に、礼子さんが「原作の通りに書いててくれた」と言って下さった羽野さんの脚本による講談「ホタル帰る」を、僭越ながらこの梅星が、これからもずっと語り続けてまいりますから、どうぞ見守って下さいと手を合わせました。
　桜の咲く季節になったら靖国神社で、トメさんと富屋食堂に通っていた特攻隊員たち、そして宮川軍曹と礼子さんは語りあう事でしょう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合掌

2005年10月12日 (水)  
　今日は部屋掃除をして、そのあとネタを覚えようと思ったら、頂いたリンゴやお菓子が沢山ありますのでムシャムシャ食べながらテレビを見てしまった・・あ〜失敗。
　
　よくお客さまに「梅星さんが、真打ちになるまで生きてられないと困るので、早く真打ちになってね！」と言われます。この間もそう言われて、改めて「真打ち」という事を考えてみたのですが、一体「真打ち」の値打ちとは何なんでしょう・・。「二ッ目」と「真打ち」の違いは天と地ほどにある筈です。前座、二ッ目にとっては、真打ちは特別な地位です。そこに登り詰める為に修行をするんですから、そういう意味でも「真打ち」になれば責任重大だと思います。私などは、真打ち昇格に見合わないようなら、後輩にどうぞ先に行ってくださいと言いたいです。その方が本人の為かもしれません。大体が師匠や先生の力をお借りできる前座、二ッ目までの間に、一生懸命勉強してその積み重ねが「真打ち」、努力して目標に辿り着いてこそ、喜びもあり、次にステップ出来るのでしょう。そして、真打ちになってからが大変なんでしょう・・ゴール無きスタート、生涯努力は果てしなく続くのです。あ〜、その姿勢を意識しながら日々精進・・・頑張ります。
　　
　今日は、牡蠣の味噌汁にしました。とっても美味しかった。明日は秋刀魚のツミレ汁にしようかな・・と味噌汁が好きなのです。今日は、ゆっくりした分だけ食べ過ぎた感じです。どうも私は、もの思いにふける・・というより食欲の秋のようで。

2005年10月10日 (月)  
　毎月８日の蓮馨寺の辻講釈、あいにくの雨でお堂の屋根をお借りすることとなりました。嬉しかったのは、いつも来て下さるお客様が８月の下旬に大きな手術をされ、その後の経過を心配しておりましたが、ご無事な姿で来て下さったのが感激でした。わーい！
　でもその日は１時30分で師匠と交代し、急いで川越から大宮へ。そこから新幹線に乗り上毛高原で下車して猿ケ京温泉、「蔵やしき野の花畑」での「講談の夕べ」。
http://www.kurayashiki.co.jp/
　江戸時代より続いた小民家が会場です。普段はくつろぎの家として、お客様の語らいの場として開放しているところだそうです。とっても良い雰囲気の空間で、そんなに声を張り上げなくても声が届きそうな反響のよい小屋です。東京から来て下さったお客様や宿泊客から近所の方まで、思ったより沢山の方が来て下さいました。
　無事終了して、待望のお温泉は露天風呂もあり最高です。お肌がつるつるして、身体を洗うときにつるんとすべって石鹸落した程です、アハハ。お部屋にも、お風呂とトイレと洗面所に、飲料水が飲める水道が付いた小さな流し台まであり、美味しい水がいつでも飲めます。食事も土地で摂れた野菜や旬の魚が美味しくて、それに豪華です。是非一度行ってみて下さい！お勧めの宿です。
　この企画を立ててくださった方は、お世話になっいてる講談渥美塾の鈴木さんです。そして今回は講談の前方も勤められました。その翌日はたくみの里マラソン10キロに出場されたので、私達は応援に廻りました。その後は皆でリンゴ園を見たり、竹細工や陶芸や藍染め、ガラス、マッチの家等を道端の野の花を楽しみながらの散策と、のどかな一日でした・・・。
　
　明日からは、もう「南極第一次観測隊物語」。自分が乗り込むつもりで頑張るワン！ワン！

2005年10月7日 (金)  
　今週は一日だけ、踊りの稽古に出る事が出来ました。見た目には簡単そうに見えるけど、難しいのが「かっぽれ」です。がさつな私ですが、頑張れば、細かい神経の使い方も自然と身ににつくのではないか？と思います。そうなると、高座も少しは良くなるのではないかな・・？　丁寧に教えてくださる先生や先輩方に申し訳ないですから、一生懸命お稽古して上手くなりたい。
　以前、「人間は一生勉強」と口癖の和裁歴50年の先生がおりました。私の場合は、これから生涯かけても普通の人の半分に満たないかもしれませんけど、頑張るのみです。

　今月は志ん朝師匠の忌月ですから「志ん朝師匠の高座」写真展などもあり、志ん朝師匠を偲ぶ催しもございます。毎年、お稽古場や住吉踊り浅草演芸ホールでの在りし日のお姿を想い出します。

　今日は早朝からお掃除をしました。この分だと本日の予定は上手くこなせそうです。午後から近所の河辺を散歩しながらネタを覚えよう、それから夏の着物数着シミヌキと洗いに出してっと・・色々とやることがあります。

　明日は、川越蓮馨寺の辻講釈です。終えてから群馬猿ケ京温泉に参ります。150年の味わいある古民家、「蔵やしき野の花畑」で一泊温泉付きという・・温泉好きな私にはいいお話です。翌日の９日は、観光協会主催のたくみの里マラソン大会もございますので、前日の講談は元気の出る一席を申し上げたく思います。

2005年10月5日 (水)  
　昨日は「かぶら矢会」に出させていただきました。滅多に出られない国立演芸場の、大きな舞台での20分高座でした。それが、準備していたネタが、他の先生の演題と付くというご意見があり、急きょ前座の時に数回でそれっきりのネタを半日で覚えることに。うろ覚えでトホホでした・・。こういう事態にならないようにと心掛けるようにしてたのですが、要領が悪いんですかね・・。
　それでなくても、この会は通常の寄席と違いプレッシャーが掛ります。私もネタ数は持ってるけど、２年前から長講オリジナル講談も手掛けるようになりましたので、古典ネタで日頃掛けるネタがどうしても少なくならざる得ない状態でした。考えようによっては、普段掛けられるネタを一つ増やしたと思えば、無駄にならなかったという事になるではないかな・・そういう事にして置こう。次回のチャンスにはこんな馬鹿なことにならないようにしたい。グスン・・。
　折角、掛け声をかけてくださったお客様も、ガックリしたでしょう。
（イヨ〜、バ・イ・セ・イ！と？）

　今日は、踊りの稽古です。ウーン、「南極第一次〜」の準備を急がないと・・。

2005年10月2日 (日)  
　このところ、ありがたいことに寄席が続いておりますが、昨日は師匠のお供で茅ケ崎のお裁縫の先生宅での一席でした。「加山雄三通りやサザン通り」と聞いただけで、砂浜でヨットでと遊びモードになってしまいます。
　こちらの大先生は80代、他の先生も80代という長寿パワーをいただき、珍しいお酒を飲ませていただきご馳走になり、おかげで元気一杯で帰ってきました。本当に、久しぶりにお酒を飲みました。
　今日は「もへい寄席」。いつもお元気な志げる師匠、重いアコーディオンを身体の一部のように背負い・・本当に凄いパワーです。連日、お元気な方にお会いして嬉しいです。これで、私も少しは寿命延びたかな〜。

2005年9月30日 (金)  
　昨日は踊りの稽古に参りました。やっぱり、お稽古に出るとそれだけの事はあります。講談は本業ですからもちろん大事なのですが、ここでは踊りを通して色んな事を教わります。出来るだけお稽古に出て、時間が掛っても一つ一つ丁寧に覚える事にします。ここで教わることは、やがて高座の上でも出てくる筈です。今年は３月に「大江戸小粋組木遣りの会旗揚げ公演」があり、お稽古に通いました。その第２回公演は11月9日にあります。一応芸術祭協賛ということですが、頑張らねばなりません。
　先ずは船の科学館にて、梅星のオリジナル講談「南極第一次観測隊物語」！朝から力が入り過ぎました・・。今日はこれから「女流花便り寄席」です。

2005年9月27日 (火)  
　今日は「木遣り」の稽古でした。覚えが悪過ぎて〜、目立ってしまいます。先輩方にも迷惑をかけてしまいます。帰ってから・・といっても今出来ないのは帰ったら尚更出来ない・・やっぱりその場でしっかり教わるんでした・・トボトボ帰宅の電車内でまたまた眠りこけてしまい、かなりの駅を乗り越して終点近くまで行ってしまいました・・帰りだからいいものの。

　先日の「変人奇人の集い」にて口演させていただきました時に、いらして下さった大元よしきさんのプログに「ホタル帰る」の事が書いてありました。
「トメさんの最後のシーンまで涙なくしては聞くことができませんでした。これは本や映画にもなっているので知ってはいましたが、心が震えました。いま我々があるのは、命がけで守ってくれた人達のおかげなんだと改めて感じました。感謝の心を忘れたくはありません。」
　戦争の話は難しいのですが、とても、嬉しく思いました。私の努力はまだまだですが、いい作品に恵まれましたのは羽野さんのおかげですね。

　明日は広小路亭の講談会です。ネタを復習って早く休みましょう。

2005年9月26日 (月)  
　昨日の夜遅くに新潟から戻りました。新幹線では疲れと寝不足で眠りこけてしまいました。もう、疲れると下働きが出来ないのでネタは復習って出るものにして、夜はよーく眠ろう・・という事に決めていたのですが、急きょ師匠が2席演じることになり、私が準備したネタが使えない事になりました。梅桜亭のネタ帳を見ると、毎月の事ですから復習ってすぐ出るネタは、数ヶ月前から大体掛けているのです。そこで、ここのところ演じてないネタをと思い、睡眠時間を削って覚ることになりました。寄席にいらっしゃるお客さまは、毎月の梅桜亭を楽しみに来てくれますので、出来るだけ、前方の私も力一杯の高座を心掛けたいところなのですが・・ああスイマセン・・。

　２日目の寄席が跳ねてから宴会。来客を見送ると「それ！」って最終後片づけをして師匠と帰ります。東京に着くとホッとして、「やっぱり今日帰って来て良かったですね〜」という話になります。

　大変ですが、その分得るものも・・・例えば私も、よくご馳走になりお持て成しを受ける事もありますが、ここでは逆に、持て成す側や裏方になって支える人の立場も分かるようになります。そして何よりも、色んな人がそれぞれの思いでやってきます。これは自然と人間の勉強になり、人物を描く上で参考になるのではないでしょうか。普段が大切なんですね。特別な事をしなくても、普通の暮らしの中に高座に役立つお宝が転がってるのでしょうね。

　あ〜今日は兎に角、部屋の掃除と今日の予定を出来るだけこなしたら何か自分にご褒美を・・これじゃ、まるでワンちゃんですね。そうだ！「南極第一次〜」早く覚えないと、これから色々と割り込みの予定も多くなりそうだし・・・あ〜、焦る。

2005年9月23日 (金)  
　昨夜は、「南風舎」の岡部さん企画「変人奇人の集い」にて「ホタル帰る」口演させていただきました。「変人〜」といっても紳士淑女の集いで、高座が始まる前にお食事にお酒で軽く宴がありましてからの高座です。でも一時間にもおよぶ話、ちゃんと聴いて下さりました。私の方はくつろいで高座に上がる事になり、ちょっと心配・・少しの緊張感は必要です。こちらでお声をかけていただくのは今回が２度目、本当に有難うございました。
　通算して「ホタル〜」は、これで６回口演させていただいた事になります。自分でもハラハラするとこもありましたが、回を重ねる毎に少しづつですが口調も決まってくるようです。その為にも高座百ぺん、100回口演目指して出来るだけ多くの方に聴いていただけるようにと精進したいです。
　
　今度は11月６日に「南極第一次観測隊物語」、これも１時間物です。昨年11月に一度演じただけですが、今度は、よーく準備をして来年に繋がるようにしたいと思います。その間に古典も復習って、踊りに木遣りにうわぁ〜、胸ワクワクと同時に、うっすら気が遠くなりそうな・・・頑張るワン！

　これから新潟です。よい睡眠が翌日のエネルギー源になるのですが・・まあ、頑張りましょう・・。

2005年9月19日 (月)  
　これからの２日間は「ホタル帰る」の準備です。先月の「ホタル帰るを聴く会」にいらして下さった「南風舎」の岡部氏から、22日にお声を掛けていただきました。とっても嬉しいです。
　まだ二ッ目なのに、話が長講ですのでそれだけ大変ですが、私の場合は、今のうちに長い高座が出来るようにしなくてはだんだん体力が無くなる・・という不安もあります。それに、こういう話はどうしても時間が必要で、はしょって短くすることが出来ません。もちろん古典もおろそかにはしておりませんが、この話は講談では私しか演じておりませんので、「日本人なら決して忘れてはいけないこと」を、少しでも多くの方に聴いていただけるようにと頑張っております。
　戦後60年ということで、戦争の映画やドラマなどが作られておりますが、私の「ホタル帰る」は今年だけじゃなく、これからもずっと演じ続けていくつもりです。その為にはまず間違えないで、内容をきちんと伝えるようにしないと・・・。とにかく高座百ぺん！何処かで百ぺん語りたいです。

　しかし今日は暑い！でも、もう名残の暑さですね。今日は何処にも出掛けないので、じっと家でこもって稽古しよう。

2005年9月18日 (日)  
　とても涼しくなった・・のですが、昨日は着物を着て出掛けましたらやっぱり汗をかいて、あ〜ん、やっと深く沈んでくれたボロブツがまた浮上してきました。

　行先は水戸、城下町での琴梅・琴桜「二葉会」でした。終演後に地元の食材を使って作って下さったお料理を、満月を見ながらいただく美味しさはやっぱり格別です。帰る新幹線の時刻がありましたので、長閑に味わうというより灯から外れた場所の席で、琴桜師匠は上品に、師匠と私はもくもくと食べて、もうお腹一杯、幸せ一杯で帰路に着きました。お土産にトマトを２箱もいただきました。けっこう重たいこの２箱を師匠が両手に持って、普段からマラソンで鍛えているので体力は20代とか・・こういう時の師匠は頼もしいです。

　水戸には毎年行っておりますが、きちんと見物したことがありません。今年は会場に向かう道すがら、水戸藩の死刑場等車内から教えていただきました。今度ゆっくりと、歴史の足跡を辿ってみたいところです。

2005年9月16日 (金)  
　夏の疲れを癒す時期になりました・・あ〜、しんどかったっていう感じです。顔のボロボロは皮下に納まり目立たなくなりました。全く奇っ怪な、来年の夏また浮上してこない方法はないかな・・北海道も暑いし、そうだ夏は南極へ行こう！なーんてことにならないように良い方法はないものか？と、毎夏の事なので深刻です。治療法とか、いい案があったら教えてください。
　昨日も踊りの稽古の帰宅途中、電車内で気がつけば身体を揺すって眠りこけてた、恥ずかしい〜。でも何故、車内で眠るのはこんなに気持ちがいいのでしょうか。恐ろしくドジですから、降りる駅までには目が覚めたからよいものの・・。
　今日は部屋掃除をして、着物の整理を少々。明日の準備をして時間があったらスーパー銭湯に行きたいと朝は計画立ててたのですが、本日の目標の半分も達成しない内に、もう外は暗くなってきました。仕方がない、露天風呂でゆっくりは次回に・・。
　明日は、両師匠のお供で、水戸の新嶋宅で「二葉会」があります。クククッ・・楽しみ。何がって、地元の方が作ってくださる旬の野菜や魚など、手作り料理が美味しいの〜。

2005年9月15日 (木)  
　残暑厳しかったですが、いよいよ夏も終わりですね。今日は適温で過ごし安い日となりました。これで、やっとクーラーの出番もなくなりそうです。この頃、電車内でよく眠ってしまいます。一昨日、お台場に出掛けた時、地下鉄で居眠りして新橋で降りる予定が３駅先まで乗り越してしまいました。ギリギリで動いて何かハプニングがあると、約束の時間遅れてご迷惑をかけてしまいます。必ず、余裕持って出掛けるようにしなければ・・。

これから踊りのお稽古に出掛けてきます。

2005年9月14日 (水)  
　昨日は、お台場の「船の科学館」に打合せの為に行って参りました。昨年の11月には私の勉強会「すっぱいは成功の会」で「南極第一次観測隊物語」を演じると言う事で、運良くホールを提供していただけましたが、今年からはこの「南極〜」を協賛で毎年〜というお話、願ったり叶ったりで・・もう、こちらは殆どお任せという感じです。出来る限り沢山の方に聞きに来ていただきたいと思っております。毎年、第一次観測隊が南極へ出港した11月に宗谷を横目で見ながら最高のロケーションで口演という、こんな幸せ者はおりません・・グスン！　今回は、前日は「南極〜」だけのために体調を整え、出来る限りの準備をし、今度こそ悔いの残らないように「南極第一次観測隊物語」を語りたいと思います。
　
　本当に、この話の著作権使用許可を取るために、３ヶ月間に渡って交渉してくださった、暮月間誌のＴ編集長と羽野さんには言葉で言い尽くせない程感謝しております。

　一昨日、スーパー銭湯で体重計に乗ったら３キロも増えていました。９月になってから夜遅くに食べている事と運動不足、おまけに清涼飲料水や頂き物のお菓子類をやたらと食べてるような・・。今日から踊りの稽古が始まりますから、運動不足も少しは解消出来るのではと、ちょっと甘いかな。とにかく一生懸命頑張ります。

2005年9月12日 (月)  
　「鬼兵犯科帳」の演出家、高瀬監督の本の出版祝いが成城でありました。私が監督の出版祝いに出席したのはこれで２度目です。涼しい日だったようですが、絽の着物にしました。それでも出掛けただけで汗をかき、早くも会場で顔にボロボロブツブツが・・前回の出版祝賀会は12月だから良かったけど、この時期は困ります。
　私には分かりませんけど会場には、きっと映画関係の凄い方々がいらしてたのでしょう。その中に、何と八千草薫さんが・・思わず２ショット撮らせていただき、自分が芸人の端くれだってこと、まるで忘れてのミーハーしてしまい、一緒にいた羽野さんにも「やれやれ」と呆れられてしまいました。後で回想すると恥ずかしかった。
　それに中村雅俊さん、前回の時もいらしてました。「デビュー時代に大変お世話になった」と35年経っても恩を忘れない・・いい人は廃れないということが実証されたようで安心しました。きっと、監督と奥さんの無垢な心のこもったお世話が相手にも伝わったんだと思います。

　さて今日は、洗濯して部屋の掃除と、夕方はスーパー銭湯に行ってきましょう。

2005年9月10日 (土)  
　昨日昼席は、浪曲定席「木馬亭」に出させていただきました。夜の「二葉会」まで時間がありましたので、ご出演の木村若友先生の高座を脇で聴くことが出来ました。若友先生は、な、なんと、御年９２才ですって！とても、そのお年には見えません、お声といい姿といい・・。

　私は「９０才まで現役」を目指しておりましたが、もうすでに、自信なーし。ところが、現役90才（しかも以上）の先生にお会いできて驚きと感激。おまけに、先生から手作りのおにぎりをいただきやさしいお言葉もかけてくださり、これで私も少しは御利益、いえ、パワーを頂けたような気になりました。頑張ろうー！

　そして、夜の二葉会。前座仕事をやらなくなっているので、小屋のスポット点け忘れてまして、「あれ？」と、何か寂しいような気がして高座に上りました。話の途中で気がついた渥美塾の雅子先生が教えて下さったそうで、高座に４〜５本のスポットが点いた時は、私は思わず「うわ〜！」と歓声を上げてしまい、そのために米の講釈を言い忘れたような気もしますが、知らせていただいて助かりました。舞台明かりの大切さを、実感した日・・・。しかし、まだ暑い！今日の着物は単衣でしたので、暑い・・やっぱり、まだ絽ですかね。

2005年9月7日 (水)  
　今日、身内の命の灯火が一つ消えました。私が新扇組で高座に上がってる時刻に息を引き取りになったと・・・携帯のメールで知らせを受けて、思わず胸が熱く込み上げてきました。その人は、結婚されてから、夫婦喧嘩ばかりの毎日、挙句に病気で手術後にアルツハイマーのようになって子供の事も覚えていない状態でした。それでも、魂では子供の世話を出来ない自分の身の上を悲しんでこられたに違いないと思うんです。
　丁度、用意したネタが掛けられなくて復習う時間もなく恥ずかしい高座になったのが・・偶然、母と子の話しでした。合掌・・。

　明日は、川越蓮馨寺の境内にて辻講釈です。先月は私が講釈してるときに、目も開けてられない突風が吹きましたが、今度は・・何があるのでしょうか。

2005年9月6日 (火)  
　今朝は涼しいです。油断すると風邪を引きそうになります。もう、夏の着物は整理してもいいでしょう・・。いつも、箪笥が少ないのに着物が多くなって、整理が・・と言っておりますが、いざお仕事で使える物というと、そんなに沢山ある訳ではなかったりして・・。夏の絽や紗は、ほんの数枚ですし、そう言えば単衣も少ないですね。普段着の着物は個人的趣味で、高座では着なくなっても取ってあるのです。
　
　それよりも、心配なのは中身の方。梅星のオリジナル講談新作２席は一時間という長講ですので維持するのは大変なのですが、「ホタル帰る」は、おかげさまで口演の機会に恵まれ、非常にありがたいです。
　同時に11月６日船の科学館、「南極第一次観測隊物語」の稽古に入らねばなりません。また、古典は基本ですから、極力チャンスがあったら寄席に出させていただき、出来るだけ多くのネタを高座に掛けるように心掛けてますが、この両方となるとけっこう根性がいりますね。
　それに加えて、恒例「住吉踊り」と「木遣り」の大きな会、この後11月９日に「木遣りの会」第２回があります。昔から古典や伝統芸能には興味がありましたので、こちらも大事なお稽古です。
　入門して８年目で掛けたネタは56か57ありますが、この間お客様から、「一度だけというネタは大分あるでしょう？」と聞かれて「うーん、数えたことないけど、半分くらいは・・」と答えました。でも、調べたら６席でした。後は、適当に掛けていましたので、何だか、ホッと安心。でも、３度か４度くらいしか掛けてないネタが半分くらい。持ちネタを絞りつつ、磨きつつ、更に、掛けてないネタを復習いつつ・・か。とにかく難しく考えないで、涼しくなりましたのでお稽古に専念します。

2005年9月5日 (月)  
　本牧亭定席２日目は、武芸物を中心に復習いながら来ましたが、何と私の前４人とも武芸物を掛けておりました・・ギョッ・・。
　ここは暑い、蒸し暑い！勉強させていただき大変有難いです。し、しかし、夏は楽屋にも会場のクーラをほんの少しでいいですから、お裾分けしていただきたいです〜。デブりんの梅星にはゆっくり釜ゆでされてる心境、おまけに汗が出ると顔のブツブツボコボコ・・口では参った参った！とブツブツ。毎年毎年夏になると出るもの・花火に・幽霊・「住吉踊り」浅草演芸ホール中席・「ホタル帰る」・汗に、それから顔にブツブツ・・。「顔のブツブツと愚痴は要らない消滅したい出ないようにしたい！！」と吠えながらも私の夏は去り行きます。


　帰りの沿線では、先日銭湯で出会った人に教えてもらいましたので、とある駅の銭湯へ。しかし、昔ながらの銭湯でちょっとガックリしましたが、軟水でつるつるな湯で、一日汗かきましたのでさっぱりして気持ち良かったです。まぁ、普通の銭湯は久しぶり、昔の自分と祖母を思い出しました。
　まだ祖母が若い頃で、今にして思えば50代だったんでしょう。私と違って、鼻筋は通って、口元はキュッと締まって小顔で整っていたのです。よく、奇麗なお婆ちゃん、キチンと着物を着て品が良いと言われていたものです。でも、地味な着物を着て髪の毛を引っ詰めてるから、子供から見ればいいお婆ちゃんとしか見えませんでした。一家の大黒柱の祖父はお風呂が大好きで、毎日のように家の風呂を沸かします。そのお陰で私達孫も残り湯をいただきました。ところが、祖父が風呂に入らないときは自宅風呂はお休みになりますので、町の銭湯に。お婆ちゃんにお風呂に連れてってもらうのは子供心に秘かな楽しみでもありました。帰りにアイスを買ってもらったり、お婆ちゃんの昔話を聞きながらトコトコ歩いて帰宅するのは旅に出たように開放的な感じがしてウキウキしたのですかね。風呂屋の独特なタイルの絵などを見て、家族が元気でまだ若かった懐かしい頃を思い出しました・・。

　しかし、やっぱり露天風呂がないと茹で上がっちゃいますのでゆっくりボーッとしていられません。えー、誰ですか、「あれだけボーッとしていて、まだボーッとしたいの〜」って言う人は！

　昨日からの大雨であちらこちらに床下浸水など被害が、台風の影響が少ない事を願うばかりです。

2005年9月3日 (土)  
　昨日、銭湯で復習ったネタは、今日の本牧亭定席では掛ける事が出来ませんでした。他に準備していたネタも。選択が良くなかったのでしょう。明日はどうかな？？
　もう９月だからって、単衣の着物を着ていったら暑い！！　明日は何にしよう・・。何たって、楽屋が暑い！　高座だけがクーラーが利いていて涼しい〜。本番の緊張よりも、思わずくつろぎたくなります。折角、顔のボロボロ目立たなくなったと喜んでましたが・・まだもう少しの辛抱のようです。

2005年9月2日 (金)  
　今日は、久しぶりに銭湯に行ってリフレッシュしてきました。すっかり身体が軽くなりいい気分で帰宅。小さい湯だけど、人が少なかったのでゆっくりできて１時間半ほどおりました。湯舟に入ってる時間は短いのですが、出てチェアーにグターと座ってネタをブツブツと、荒くですが復習えたので一石二鳥です。でも、まあ、せいぜい一席までですが。お風呂で出会った人から沿線上の良さそうな銭湯を幾つか教えてもらいました。今度一段落着く毎に、一ヶ所づつ入りに行こうっと。これで、ささやかながら、また楽しみが一つ増えました。

2005年9月1日 (木)  
　もう9月、残暑といっても秋の気配です。顔のボコボコも、少し落ち着いてきました。これは、汗官腫という病名。私が20代の頃に初めて目の下に３、４個のブツブツが出来て皮膚科に行きました時にお医者さんに言われた病名です。今では多くなり顔の皮膚が浮いたような不快感があります。涼しくなると、それが納まり肩の荷が下りたような気分です。
　ある、皮膚科のＨ.Ｐ.に「汗管腫は汗の腺が腫瘍化したもので、ひとつひとつメスで切除する以外に有効な方法はありません。しかし実際は多発性で、ひとつひとつが小さいので、すべてを完全に切除することは難しいです。液体窒素療法が有効との報告もありますが、実際のところはほとんど無効のことが多いような気がします。良性疾患で全摘する必要はなく、主に皮膚表面だけ平坦にすれば充分目立たなくなりますのでレーザーで取り除くのが効果的かと思います。しかしながら（汗管腫にレーザー療法は）保険適応外となっています。」
　これは1999年付けになっておりましたが、医療も進歩している事ですから最近の希望的観測情報を待っているのですが・・。
　実は、パソコンを買ったのも、この汗官腫を治す情報を知りたかったのがキッカケです。しかし検索して見ると、情報があまりにも少なく、あったとしても「レーザー療法しても変わらないで悩んでいる」と書いている体験者の声です。それでもって治療費は高い、治療しても変わらないばかりかもっとひどくなっては大変ですので、手立てのないまま年を重ねるごとに多くなり今では殆ど顔全体に・・。夏以外は目立たなくなっておりますが・・。

　さぁ、これからは、11月が目標です。昨年に続き、船の科学舘で「南極第一次観測隊物語」、そして「大江戸小粋組」の第２回公演がありますので、「南極〜」と、住吉踊りに木遣りのお稽古と重点を置いて頑張りましょう。その前に、今月下旬に、先月の「ホタル帰るを聴く会」にいらしていただきました岡部さんの企画で「ホタル帰る」ご依頼いただきました。有難いです！この話は、師匠も「お前、良いの作ってもらって良かったな。」と言って下さいました。

2005年8月30日 (火)  
　昨日、新潟から戻りました。２日間の寄席が跳ねた一昨日は、珍しく夜11時には休む事ができました。この年になると、それだけでは回復が難しく、昨日は３日間の疲れがドドォーッと出まして家では何も手がつかずで、この晩も爆睡しました。新潟もそうですが、東京に帰ってきても夜が涼しいので就眠しやすいですね。

　今回は、梅桜亭にお巡りさんがお客様でいらっしゃいました。毎日、厳しいお仕事されていますので、ご苦労さまです。私の講談（話し）も「良かったよ」と言ってくださいました。ここに集まる人の中で連行されても不思議でない人も居そう・・。いいお巡りさんに遭うことが出来ましたのが、今回の収穫でした。へへへ実は、私は小さい頃の夢は（今も小さいですが）婦人警官になる事だったのです。

　今日は、午後から木遣りの稽古に参ります。

2005年8月26日 (金)  
　台風の影響で、毎夏恒例の梅桜亭主催「山登り」は中止と決まりました。ヤッホー！　そういえばついこの間、白馬で死者が出ましたね。昨年の７月には、私達（師匠と私と羽野さん）も、山岳写真家の武藤さんたちのガイドで白馬三山を縦走しましたが、岩がゴロゴロ落ちてきたり、雪渓では雷に遭ったりで、もうここで命を落すかもしれないという思いが脳裏をかすったものです。登山のプロの方が一緒で良かった。そんな恐い思いをしたにも関わらず、白馬山頂では何とも言えない充実感、達成感、幸福感がジワジワっと！　体力と暇があったら・・山男の気持ちがわかるような気がしました。あの時のことは、もう生涯味わう事ができない素晴らしい思い出です。

　さあ、今日は台風が落ち着いたところで、午後から新潟へ行って参りまーす。

2005年8月25日 (木)  
　時折、涼しげな風が・・台風の影響でしょう、だいぶ通常の生活に戻りました。家での作業は、まだまだやることはあるのですが、後は少しづつにします。
　昨日、出掛け先から帰って来ると、住宅前で消防車にパトカー、救急車と一セット揃って止っていました。聞けば、酔っ払いの男性が悪戯か間違ってか？火災報知器を鳴らして、お巡りさんに連行されたそうです。困った人が住んでるんですね〜。
　今日は午前中に協会の寄り合いがあります。台風11号が接近しているので長靴を履いて出掛けました。でも、途中で出会った長靴組の人は只一人だけでした。用心し過ぎましたか・・帰りには雨は小降りになっていましたが、台風到来はこれからです。明日から新潟に行く予定なのですが・・。

2005年8月22日 (月)  
　銀行や郵便局は、曜日に関係なく機械で引き下ろせるから便利になりました。しかし、「機械は過信できない！」という事を証明するような出来事がありました。この間、住吉の先輩が上野の鈴本演芸場の極く近くの某銀行にて、機械で19万程振り込みの為に入れてから、払い戻したら９万しか戻らない。後の10万は行方不明？？調べてもらっても機械の方には９万しか入れなかった事になってる・・・しかも、銀行側での対応が凄く悪かったそうです。まるで先輩に責任があるかのように・・・。出てこない10万はどうなるの？優しくていい先輩なだけに聞いてるこっちも悔し涙が滲みそうでした。それは詐欺に遭うような、悪ダヌキに騙されたような嫌な気分ですよね。その先輩は、これまでメインで使ってたが直ちに某銀行とは解約するそうです、当然ですとも。
　恒例の浅草演芸ホール「住吉踊り」が終ると共に、もう夏も終ったようなものです。今日は、お手紙書いたり色々と作業をやりながら身体を休めましょう。アレレ・・大変だ！休む間も無く、今週の新潟梅桜亭では、寄席前に「山登り」だと。それも、結構険しい山とか・・。

2005年8月21日 (日)  
　夏の賑わい「納涼住吉踊り」浅草演芸ホール中席は昨日で終了致しました。初めて来ていただいたお客さまは「また来年も！」と言って下さいます。私なんかお稽古に出るだけで精一杯なのに、先輩方はお稽古はもちろんの事、小道具を作ったり、この住吉踊りを盛り上げる為に時間も労力も惜しまずに一生懸命です。いつも尊敬と感謝とで頭が下がります。そして、上野鈴本演芸場の中席にも「木遣り」で出演させていただきました。有難いです。

　よく「聞くは一時の恥」っていいますが、うっとおしがられたり、「馬鹿！」と言われても分からなければ聞き直す、これが私には必要なようです。結局は人に迷惑をかけたり、また自分も嫌な思いを・・・。日頃から意識して受け答えをするように気をつけましょう。焦らず人の話しをよく聞いて、一つ一つをキチンと、普段の生活から改善するように心掛けを・・と、言うことは簡単なんですが、あ、こうなると何だか小学校から行き直した方がいいんではないか？というような感じですが、これからでは大変だ。性格が変わるものでなし・・、しかし強く意識しよう！
　この「住吉踊り」と「木遣り連」に入れていただいたおかげで、今まで気がつかないでいたことを色々と教えていただけます。まだまだご迷惑をお掛けしそうで自分が恐いですが・・住吉の先輩方には感謝致しております。

　さて、甲子園で北海道駒大苫小牧夏を連覇という快挙！　いつもは、甲子園に余り感心ないのですが、今回に限っては、気が萎えてる私に、嬉しい勝利の知らせでした。私も北海道出身、努力を重ね続ければ出来る筈です。

2005年8月16日 (火)  
　13日に「ホタル帰るを聴く会」終了致しました。この話は、冒頭の部分が自分自身で理解不足なため、しくじると次が出てこない・・それをまたしてもやってしまいました。軌道修正出来ずにウロウロしてしまった・・・恥ずかしい・・。次回は少し深いところまで状況を分析して、何があっても説明できるようにしなければと反省。
　しかし、この話は講談としては難しいけど、実によく書けた本で作品に助けられました。それに、脚本を書いてくれた羽野さんには、特攻に使われた飛行機の話をしていただきまして、これもまた良かったと思います。最後に宮川軍曹の同級生の方にお話をしていただきました。宮川軍曹も喜んでくれたのでは・・。

　11日からの中席は鈴本演芸場で「木遣り」。それから、浅草演芸ホールで「住吉踊り」と、お陰様で活動の場があり大変有難いです。それに加えて「ホタル帰るを聴く会」の前日は、二ッ目の会で怪談特集。このために「応挙の幽霊画」を復習っていたので、残念ながら肝心の「ホタル〜は」稽古不足でイマイチという結果になりましたが・・しかし実りはありました。この話で2ヶ所の集会からお声が掛りました。う・・嬉しいです。

　昨日は、ネットでの人気者「荒川区議員議員　小坂英二さんと共に靖国神社参拝」に、早朝から出掛けました。小坂議員はまだお若いのに、兎に角よーく動きますし、心遣いもよーく出来ていますし、丁寧で腰が低く聡明。おまけに信念を曲げずに凛としている。こういう方は芸人になっても成功するでしょう・・と感心しまくりです、私も見習わないと・・。今までは議員さんにはあまり感心なかったのですが、こういう人でしたら私も応援したいです。志は一緒なのですが、でも話題に付いていくためにはもう少し勉強しないと・・・。
　そう、この日は遊就舘で「ホタル帰る」でつっかえてしまった「大日本帝国連合艦隊」と「大東亜戦争」について勉強しました。これで、もうつっかえて徘徊しないぞ！

　今日から楽日の20日まではずーっと、鈴本演芸場での「木遣り」と浅草演芸ホールでの「住吉踊り」。もう、これ一心で頑張ります。

2005年8月11日 (木)  
　いよいよ、「納涼住吉踊り」浅草演芸ホール中席が初日を迎えます。そして、この期間は有難い事に忙しい・・・鈴本演芸場でも「木遣り」で出演させていただきます。考えて見れば殆どが午前中からのお出掛けになる訳です。 衣装の点検を怠りなく、なにしろ「木遣り」と「住吉踊り」の両方ですから、忘れないように。そして住吉の先輩の皆さんにご迷惑を掛けないように頑張ろう！
　この残暑の中、もう一つの大役が・・・13日の「ホタル帰るを聴く会」、この話は長講で一時間10分位ございますが、トメさんをはじめ、宮川軍曹、光山少尉、小林少尉、安倍少尉、南部少尉など、「ホタル帰る」の講談中で在りし日の特攻隊員達の姿が生き生きと描かれています。だいぶ良い話になってきました。今回いらして下さるとご連絡いただいたお客様で、その方のお兄さまが、海軍予備学生として佐世保から出陣されているそうです。もうじき61回目の命日という、そのお兄さまに供養のためにも、「ホタル帰る」を聴きに来て下さるとのこと、ありがたいことです。
この夏はきっと、英霊も後押ししてくれる事でしょう。

2005年8月6日 (土)  
　「住吉踊り」のお稽古も終わり、後は９日と10日の通し稽古があるのみで、11日からは浅草演芸ホール中席となります。もう、頭の中は色々とゴチャゴチャしているだけで何とも取り留めがありません。あ〜頑張らないと・・・。
　長野県白馬に別荘をお持ちで、丁度、夏期渥美塾合宿中の塾長からお電話をいただき、向こうはひどい夕立だそうで「さぞかし東京は暑いでしょう」と言っておられましたが・・まったくその通り！
　さて、13日の「ホタル帰るを聴く会」も残るところ一週間に。当日はわざわざ新潟から、ホタルになった特攻兵宮川軍曹の同級生の方々も「戦後60年」という節目ですので来て下さるそうです。この話でお世話になってる方々の為にも頑張りまーす！

2005年8月2日 (火)  
　暑い日が続きます。今日は、急に思い立って本当に久しぶりに映画「宇宙戦争」を観に行きました。スピルバーグ監督・トム・クルース主演☆5つ中の３個半位つけてもいいかな・・・。地面下にあんな戦闘マシーンのトライポッドが数百年前から埋まっていて分からないわけないんじゃないかな？という疑問がありますが、自分の子供達を守る為に逃亡の旅。娯楽としては面白かったです。愛する者を守る為に人は強くなる、ならねばならないんですね。

　さて、思いがけず荒川区の区議会議員、小坂英二さんのプログに「ホタル帰るを聴く会」を取り上げていただきました。脚色してくれた羽野誠司さんのご紹介がキッカケです。
　「講談も足で稼げ」と言いまして、歴史上の場所に行って取材してから講釈するのが基本ですが、この小坂区議も「自分の足を運び、自分の目で見て直接話を聞き荒川区の発展に何が必要か判断する」という、大変熱心な方です。また区議会議員でありながら、地域のことだけでなく国にとって大切なことにも誠心誠意取り組んでいらっしゃって、その活動はインターネットではかなり有名になっております。そんな人気ブログで私の「ホタル帰るを聴く会」を紹介していただいたこと、とてもありがたい事です。この夏は、「ホタル帰る」熱く熱く語りたいと思います。

小坂英二ホームページ
http://www005.upp.so-net.ne.jp/kosaka/

小坂英二ブログ「荒川区議会議員　小坂英二の考察・雑感」
http://kosakaeiji.seesaa.net/

2005年8月1日 (月)  
　何となく、雑務の一部が終わり少し落ち着きました。これからは、講談と住吉踊りのお稽古の一筋ならぬ二筋・・ですか。

　近くに大きなスーパーが出来たのでちょくちょく買い物へ。この頃買い物しながら独り言・・「これじゃ買わないわ」とか「これは高いわ〜」とか。よくブツブツ言いながら品定めしているおばさんとおんなじです。心に思ってる事を全部口にしたらえらい事になる・・気をつけよう。もう汗水流して作業しない。電気代が高くなってもクーラーを使う事にしました。あ、仕事ははかどるし身体も楽です。クーラーは上手に使うといいですね。

　昨日は、師匠のお供で台東区の光照山西徳寺で寄席でした。十三代目中村勘三郎のお墓があったり、歴史の深いお寺さんでした。しかも、若いお坊さんや青年部の方達がとても熱心に活動しており、他にも婦人部、同好会と盛んです。打ち上げでは大層ご馳走になりました。マイチャリでお出ましの師匠は心地よくお酔いになって車輪も気持ちふらつき気味、ア〜ラーヨーッと！　私としても、良い一日を過せました事を感謝！

2005年7月29日 (金)  
　昨日の住吉のお稽古は、お囃子さんが入っての総稽古でした。あ〜もう一日の有余もありません。一日休んだだけでも、稽古場の緊張感あふれる空気に身が引き締まる思いです。あと４回の稽古しかありません。この様子では、私のできる踊りはやっぱりごく限られてしまいますね・・何事も普段の稽古が肝心という訳です。

　それより、住吉踊り興行中の終戦記念日の2日前に自主公演を行います。この夏は終戦60年という節目にあたりますので、特攻隊の物語は私の新作「ホタル帰る」以外にも、石原都知事が制作中の映画や、テレビドラマにもなるようです。それに比べると微力ではありますが、私は「ホタル帰るを聴く会」を開催して、「日本人ならけっして忘れてはいけないこと」を語り伝えたいと思います。終戦記念日が丁度、納涼住吉踊りの中日頃にあたりますのでどっちも大事でまいってしまいますけど・・・この話の上演許可をいただいた以上、責任もありますので頑張ります。
　今日もせっせと、案内状送りや整理雑務に追われて汗がダラダラ・・これもゆるくない。

2005年7月25日 (月)  
　新潟から戻りました。帰りの新幹線の中ではもうグッスリと寝込みました。色んな事がありましたが、まず梅桜亭に着いた時には、玄関から蜘蛛の巣がしっかり張ってお掃除のしがいもあり、おまけにムカデのご挨拶も・・・。何でも、先月お泊まりの方は寝てる時に天井からこれが落ちてきたとか・・・ぞーっ・・。
　昨日は、師匠のお供で温泉にて一席やらせていただきました。着物を着て行きましたら、温泉の入場券付き食事つき、私はどちらにも目がないので高座前に頂戴しました。温泉と美味しいお料理でオメメウトウトお腹がパンパン！これで高座というのは北海道の旅以来で懐かしかったですね。脱衣場で着物脱いだり着たりは、ちょっと体力いりました。今度、温泉でのお仕事の時は、温泉に浸かれる事を見越して着物を持って行きましょう。何でも経験です。しかし、いい思い出が沢山出来て有りがたいです。さぁ、来月はムカデ退治と布団干しと押し入れの整理をしたいものです。あ、その前に自分ちの掃除が先ですが・・。

2005年7月22日 (金)  
　今週は住吉のお稽古に二日間とも出られてホッと胸を撫で下ろしておりますが、基がダメなところにもってきてお稽古に出られないことが多いんじゃ無理ないけど、「総踊り」と「秋田音頭」を特訓しなければついていけませーん、グスン。でれ〜っと暑さ負けしている場合ではない！

　さぁ、今日から新潟へ・・・頑張ります。

2005年7月18日 (月)  
　今日は、愛宕山講談会でした。今回はジャズコウダンという事で私の出番はなかったのですが、立ち高座で20分時間をいただき勉強させていただけました。良かった！　師匠も浴衣ですので私も師匠からいただいた浴衣での一席でした。

　まだ、喉の具合が悪いので思い切って声を出せません。「ホタル帰る」は長講ですからこの調子では持たないぞ、困ったな。もう少し一日だけ様子をみてから喉を診てもらいに病院に行こうかな・・。今日から関東梅雨明けです。あ、大変だ〜これから忙しくなるのに、「猛暑はもうよしょ」なんちゃって、笑えないよね。だらけたくなる気持ちを引き締めて頑張ろう！

2005年7月17日 (日)  
　あー、喉の調子がまだ良く有りません。クーラーがないと暑いし、かと言って喉に影響して、高座で急に声が出なくなる時があります。私は喉が弱いんだと、今ごろ気がつきました。今度は耳鼻咽喉科で診察してもらおうっと。

　昨日で、13日から開催されていた靖国神社の「みたま祭り」が終りました。今年も献灯させていただきました。「ホタル帰る」のような演題をやっていると、こういう行事は見過ごせません。こちらで祀られているご先祖がいたから、今の平和な私達がいる訳ですから。感謝するのは自然のことと思います。

　一昨日は用意した演題が的外れ、こういう時は早く楽屋に行かないと急な対処が出来ないのですが..急遽、出そうで出ないネタをやる事になりました。昨日は第19回「寿司政寄席」。これまでに２回欠席したものの、ネタは17席全部違うと思い込んでいたけど・・出番終了してネタ帳めくったら、２年前にやった事があったのだった・・ザンネーン！　美味しいお寿司をいただいて帰ってきました。

2005年7月15日 (金)  
　風邪がなかなか治らないので、一昨日、とうとう病院に行きましたら喉は「ウワー、真っ赤ッか！こりやあ痛いでしょ」とお医者様が言っておりました。三種類の薬とうがい薬をもらいましたが、その中に眠くなる薬がありまして、ついウトウト居眠りしてしまいます。病院には滅多に行かないので知らなかったのですが、薬の処方、今では取説が付くんですね。これはいい事です。お医者様からは「出来るだけ、喋らないで寝ていなさい」と言われましたが・・・明日も日本橋亭で定席がありますし、明後日の16日は、両国寿司政寄席です。その頃には、もう薬を飲むのはやめようと思っております。

　暑くなり、水分補給を意識し始めたら水太りかな・・３日に浴衣を着たときより浴衣がひとまわり小さくなったような気がします。10日間でこんなに膨らむとは・・ちらっと通りすがりの鏡で自分の姿を見たらお相撲さんのようでした。(^_^;)

「梅星通信」が出来ました。早速、お送りしましょう。

2005年7月11日 (月)  
　風邪が良くなりつつも長引いております。怠くて怠くて・・・昨日は日高の市民寄席「ひだか寄席」へ。落語が主体で三遊亭楽之介師匠がトリ、他にアマチュアの落語。でもこれが面白いのです。聞けば、誰に教わってるというのではなく名人のテープをコピーしてると。一年に一度の寄席の為にネタを一つ一生懸命覚えるというやり方です。講談もそうですが、素人の人は身体に滲み出る社会人的なフインキは仕方がないにしても、上手な人が多いですよね。
　
　私は体調が思わしくないところへ持ってきて寝不足と疲れで、帰ってきた時にはもう身体の節々が痛くて怠くて身体の置き所がありませんでした。よーし、明日こそ病院へ・・と思ったのですが、あまり怠いので何度もお風呂に入っては下着取りかえてお布団に入ったら、どうやら熱はとれたようで身体が楽になりました。こんな事はいけないと思いながらも、粗療法利いたようですが、今日一日は部屋でグダグダしていよう。講談も自分の持ってる力を発揮できないし、迷惑かけるので病院へいって直さないと・・・。

2005年7月9日 (土)  
　あっと言う間に今年も半分過ぎてしまいました・・・。この上半期で大きな出来事と言うと、３月に「大江戸小粋組の会」がありました。芸にたずさわる者としての厳しさなど、色々と勉強になりました。先輩方には感謝いたしております。
　前座のうちは二ッ目になるといいんだろうな〜と思っていましたが、イザなってみると、やっぱりネタを覚えるだけで精一杯。他のことに目を向ける余裕など、なかなかありません。私は遅くに入門してますから、これからは益々体力と時間の使い方は重要です。暑くなるとヱネルギーが消耗しますので、今の涼しい内に少しでも準備出来る事はやっておかねば・・と、気持ちばかり焦ります。
　さて、来月は例年通り「住吉踊り」がある時期ですが、今年は終戦記念日前の８月13日に「ホタル帰るを聴く会」を上野広小路亭で開催する事になりました。毎年、地道に口演していきたいと思っております。とにかく頑張りますので、皆様ぜひお越し下さい。

2005年7月6日 (水)  
　この間の猛暑日で汗だくになったところへもってきて、クーラーがガンガン利いたところに入ったりで、早くから夏バテ状態。体力つけようとウナギを食べてますが・・・。体力維持に何よりなのは、規則正しく生活して良く眠り適度に運動して、あまりご馳走を食べ過ぎない事のようです。どうも、実行するには難しい生活環境におりますが。

　今日明日は踊りのお稽古日と思っていたら、届いた稽古予定案内を見るとお休みのようです。確認しておいてよかった。また先月のように休みの日に出掛けるところでした。でもまあ、浅草は好きな場所ですから。昨日も木馬亭に出させていただきましたが、帰りはブラブラして文扇堂でお扇子を買って渋谷まで。何だかんだと帰宅は８時頃になりました。一日過ぎてしまうのは早いですね。今日は涼しいので助かった〜。

2005年6月30日 (木)  
　先日、私が帰省した時の父親は、食べ物がのどに引っ掛かって体力消耗しており、いよいよかな？と心配させられましたが、まもなく復活してもとに戻りました。父親は20年程前に食道癌で手術、この時の手術で声が出なくなりましたが私達家族には話している事が分かります。食べ物がうまくのどを通って行かない事があるので、その度に咳や何やらで体力を消耗。また、年々体力の衰えを実感して気力もなくすよう・・・。３年前の６月に97才で亡くなった祖母と、どちらが長生きするかを張合っておりましたので、「よーし、おばあと同じ97才まで生きるぞ！」と自分に気合いを入れております。「今年は東京に来られなかったから来年は上京したい！」とも。自分で生きる目標を立ててるんですね。偉いなぁ〜、戦争を体験してる人は強いです。来年は車イスに乗ってでも、また靖国神社に参拝したいと言っております。戦争に行った人にとっては、やっぱりあそこは特別の場所なんですよ。ここ何年かは、毎年みたま祭りに行っております。今年も是非。

　北海道では、急遽ですが本牧亭程の規模のお座敷で２回の高座がありました。でも今月は高座は少なかった・・・。夏は顔にブツブツが出てくるので、人前に出るのに精神的エネルギーが要ります。汗腺が弱いからでしょうか？これが毎年の暑さで増えてくる、それも顔だけなんですから奇っ怪です。この「汗官腫」というもの、良性とはいえ医学でも早く治療法を見つけて欲しいです。あ、その前に生死に関わる難病の特効薬もお願いしたいですけど。

　雨になりだいぶ涼しくなりました。夜は「日本橋講談会」です。

2005年6月28日 (火)  
　蒸し暑いですが、もう６月中にバテてしまいそうです、今から36度は飛ばしすぎ・・・。
　今日は木遣りの稽古でした。御年86才只一人現役芸者のみな子姐さんに遊び芸を教えてもらっています。今日は踊りと頭の体操に「弁慶の唄」を唄って、自分の手や頭や足をリズミカルに打つのですが・・・これが、簡単そうに見えるけどやってみるとなかなか難しい。
　帰宅してこの日記をつけていたら玄関のチャイムが鳴って、出てみるとお客様からの宅急便でメロンが届きました。丁度、帰りに購入しようかどうかと迷った挙句、買わないで来てしまったものですから嬉しい。早速いただくとこれが甘くて美味しいの！　今年は美味しいメロンの当たり年で、随分いただき幸せです。それにしても今日は、あつっっ・・。

2005年6月27日 (月)  
　北海道からは23日ギリギリの深夜に戻り、翌朝には新潟の梅桜亭へ。悔しい事に、新潟に行くときに新宿で、銀行や郵便通帳に現金入りのポーチを紛失しました。悲しいのは現金の中に、年金暮らしで自分達の事には質素な親が、交通費の足しにと町の留萌信金の封筒に入れてくれたものもありました・・・。
　それに、姪っ子にって「ぢいちゃんより」と書いたポチ袋。それを姉と見ていて、「ぢんちんちん」と読んで大笑いしたのですが、その父の姪っ子への心遣いのお金まで・・・。全く親不孝者です。あ〜あ〜溜め息・・。
　私も十分不注意ですが、それを盗った人はせめてどうかいい事に使ってもらいたい！！　これまでは、忘れ物等しても運良く届けてくれる人がありましたが、もう幸運の女神にも見放されたのか？　それより、急ぐとお金の管理をキチッと出来ない私に対しての戒めです。
　そういう訳で、東京に戻ってから、今日はあっちの銀行、こっちの銀行、郵便局と駆けずり廻って手続きしてきました。滅多にない事ですが、旅続きで殆どの通帳を持ち歩いていました。全く馬鹿者ですわ。
しかし、北海道でも新潟でも暑かったです。

2005年6月16日 (木)  
　これから、実家に帰ります。祖母の法事も兼ねて少し長く居たいと思っていたんですが、色々とあり様子を伺っておりました。
　住吉のお稽古と思い込んで稽古場に行きましたら、お休みでした。我ながら恐ろしくそそっかしいと...。だったら、明日から帰ろう！という事になりまして、早朝の便で北海道へ参ります。どういう訳か暇な時でも、まとまった空き日がないので今がチャンス・・でも、やる事は沢山あるので迷う・・思い起こせば、昨年両親が上京したその時は「来年も来る！」と言ってた父も、今年はどうやら無理そうなので、矢張りこっちから出向くことにしましょう。

2005年6月14日 (火)  
　この季節は、単衣でもしっかりした生地だと暑い、今日のような気候ですと肌寒そう・・何を着て出掛けようかと迷います。まだ絽は早いかな？でも、これからは絽ですよ・・ね。
　講釈場は違ってもお客さまは同じという事が多いものですから、今までは、出来るだけネタを変えてきたのですが....このところ、同じ話しが続いてしまいました。それにしても、高座前に前回も来てくれたお客さま！と知ってしまうと演じる側もとてもやりずらいもの・・・それというのも私の修行不足です。ハァー勉強になりました。
　
　うっとうしい雨の季節の中、ふんわりと咲いている紫陽花が「こんな日も楽しいよ」と微笑みかけてるかのように風に揺れてます。

2005年6月9日 (木)  
　以前は午前中に仕事をして、お昼移動して午後からもう一箇所廻って、夕方別のお稽古事をして、夜に寄席行くという忙しい事があっても何とかなりましたが、この頃は高座だけなら兎も角、何かにつけて要領が悪いですから、人間関係でも自爆しては落ち込み、なおさら疲れてヨレヨレで帰宅することがあります。
　すでにアチコチ廻った後の住吉のお稽古、昨日はこのまま帰ろうか？と思う程疲れてしまいましたけれど、休みが続いていたので重い体を引きずるようにお稽古に参りました・・・。何でもそうですが、間を空けると調子が狂うようです。
　ところで、羽野さんのお客さまからお着物をいただきました！嬉しい！！それも、すごく良い着物ばかり、もう驚喜乱舞です。これだけの衣装なら、どこへ出ても恥ずかしくありませんけど、肝心のそれに見合ったお仕事が・・・。ハハハ、芸が着物に付いてかないってか。早速今日は単衣のお着物を着て参ります。有難うございまーす！
　それでこの２日間、着物の整理整頓であっという間の午前２時。こういう時はご飯を食べるのも忘れます。楽しいひとときです。今回の整頓でタンスには「若干の余裕」をつくりました。ですので・・・まだ入りますけど。

2005年6月2日 (木)  
　慌ただしかった５月も終りまして、いよいよ水無月です。何だかハッキリしない予定があり、身動きできない日程も・・・まあ、出たところ勝負ですかね〜。そろそろ住吉のお稽古もしないと、夏の興行に乗り遅れます。お稽古をひと月も空けると、リハビリ状態に・・ふぅ。今週は出られませんでしたが、来週の一日目は稽古には出られる筈です。頑張ろう！

　夕べはお部屋の整理整頓や着物の衣替えに、午前４時まで掛かりましたが、講談を覚えるより時間を忘れてやってます。これって、どういう事でしょう？講談も時間を忘れるくらい稽古すれば、上手くなれるのに・・。これからは「ホタル帰る」をやりますので順調にお稽古をしています。それと同時に、最近覚えた古典も忘れないようにお浚いしましょう。こう考えると、つくづくこの道も果てしない旅ですね。

2005年5月29日 (日)  
　昨日、全自動洗濯機を修理してもらいました。バンザーイ！前面の操作パネルを取り換えたら簡単に直りました。修理の人が言うには、今の全自動はもっと複雑で修理時間も修理代も高いそうで、簡単なタイプはこの機種が最後だそうです。ところで元のように動くようになったから有難いのですが・・よくよく見ると、どうも操作パネルが新しくない！新品のように箱から部品を出していたのですが、これって部品を修理しただけなのか？それとも修理してある部品を新品のようにして取りかえたのかな？まあ、ちゃんと洗濯できるようになったんだからいいけど・・・。これで、日常活躍してくれる洗濯機の有難みを思い知りました。

　今日は愛宕山講談会。出世の階段登ったら、ゼイゼイハァハァ・・で、やっぱり太り過ぎと言われました。これから荷物のない時は、我が住み家も８階までエレベータは使わずに登る事にしよう。明日明後日は久しぶりに思いきり空いてます。よーし、これからは新作頑張ろう〜っと

2005年5月27日 (金)  
　昨年もそうでしたが、５月は慌ただしい月となりました。この月は生活環境が変わり、世間では「五月病」と話題にも登ります。何かにつけて心身に関わってくるようで要注意ですね。
　ところで、家の自動洗濯機がいよいよ全ストを起しました。これまでは気まぐれですが、少し経つと可動していたのです。わりに早くから全自動を使って楽してまして、いま使っているのは二代目です。買い替えて７年目になります。修理か３代目を購入か？取りあえず明日見てもらいます。全自動が当たり前のようにしていたお洗濯がいきなり手動に・・。でも昔の人は川で洗濯していたんですから、それに比べればね。今は何でも便利な時代ですから、災害等で非難した時は大騒ぎになりますね。私のように感謝を忘れた人間には、時々有難みを思い出させる方がいいって事かもしれません。今日は部屋のお掃除に、午後からちょいと心の洗濯してきます。

2005年5月24日 (火)  
　昨日遅くに新潟から戻りました。先月の帰り際に、雪で折れた桜を花瓶に生けておいたのが、まだ散らずに咲いており感激でした。頑張って咲いていてくれたんですね・・。
　田植えの時期ですから早朝から、重機販売業者の車が宣伝文句を流しながらまわってきます。地元の方は朝が早いですから家に居なくなっては商売にならないと言うわけ？梅桜亭は夜更かしなので、これはちょっとつらいです。
　今回は20日に出掛けて、その晩に津南町で「津南寄席」があり、そちらで一泊。美味しいお豆腐を沢山いただいてきました。昨日は帰りに小千谷に立ち寄り「ホタル帰る」の宮川軍曹のお墓参りです。お寺の中は住める状態ではなく、お墓も倒れていて震災の凄まじさ痛ましさが伝わってきました。宮川家にも寄らせていただきましたが、まだまだ震災の後遺症が・・大変です。

　今日は一日ゴロゴロしていたいのですが、午後から「木遣り」の稽古があるので出掛けます。今年になって、古典に追われておりましたが、来月からお客さまのお声かかりで「ホタル帰る」にとり掛かります。くたびれてる場合ではないですね、頑張りまーす。

2005年5月20日 (金)  
　勉強会が終りました。素敵なゲストをお招きしての会でしたが、慌ただしい中での準備不足でいつもより寂しい会になってしまいました。それでも思いの他、お客様に来ていただき誠に感謝致しています。本当にありがとうございました。
　これから、新潟です。羽野さんと神谷さんもそのまま「梅桜寄席」のゲストです。今回の梅桜亭では竹内圭さんの日本画展もございますし盛り沢山です。あ、田植えも・・・。

2005年5月18日 (水)  
　いよいよ、梅星の「すっぱいは成功の会」も明日に迫って参りました。何とか追い込みで、ピッチ上げておりますところ。偶然にも今回の演題は、二席共「親子の情」を読んだものです。源平盛衰記の梶原源太景季「箙の梅」は、ホヤホヤの新ネタです。お客様が同じになる場所が多いので、何処かで掛けてみるという事がなかなかできません。難しいですが大変いい話なので大事にしたいと思います。
　ゲストは、いつもお世話になってる羽野誠司さんと、彼の長年のお友達、ソプラノ歌手の神谷満実子さん。美男美女のお二人です。息の合った素敵なステージ楽しんでいただけることでしょう。どうぞ、お運びをお願い申し上げます。
　それにしても眠い！今日は朝の５時から近所の公園散歩・・・何、年寄り臭いって？　それは明日の稽古のため。家は、長屋まではいかないにしても、場合によっては隣りに声が筒抜けになりそうなところなのです。睡魔の誘いにも負けずに頑張ろう！

2005年5月12日 (木)  
　我が家の、桜の枝もそろそろ終わりです。よーく頑張って咲いてくれました。

　大事な着物が多くなると、シミ抜きや洗い代が大変です。私は首が短いから襟が汚れます。昨日も３着出したのが出来上がり、２万１千円と私にしては高いですが、それでもクリーニング屋さんと違って、シミが抜けなかったら丸洗いに出しませんので助かります。見違えるように綺麗にしてくれるので、ここのところお願いしております。殆どが、頂物のお着物ですから有難いのですが、この稼業の必要軽費も馬鹿になりません。
　このシミ抜き屋さんの御主人は落語が大好きで、丁度その日はラジオで志ん生師匠の落語があって聞いていたそうです。職人気質の良い御主人ですが、落語を聞いてる間は、お客を返す程好きなようです。しかし寄席には行かないそうで、近くの公民館で会があったりすると聞きに行く程度だそうで・・相撲のご贔屓でも場所に行かない人も多いそうですが、それと同じなのでしょうか・・。どこで演じてるのと聞かれますが、東京都にあっても新宿や渋谷に行くだけでも旅行のように遠くに感じている老ご夫婦にとても、私の勉強会のお誘いなど出来そうもありません。

　それにしても、これからの単衣の着物が数ありません。もうじき勉強会がありますが、着物の事も考えないと・・。色々と考えると何となく憂うつになります。

2005年5月10日 (火)  
　このところ眠らない日が続きました。６日のネタ覚えるのに丸一日寝ないというのは、最近では滅多にやりませんがネタ出して準備する間がなかったから仕方がありません。
　７日には、お世話になっている渥美講談塾「街道を行く〜遠州路」一泊の旅に、師匠と共に参加させていただきました。色々と家の支度もあり前夜の睡眠３時間。もう初夏の気候で良いお天気、折角の旅なのでバスの中でも説明を聞きのがすまいと眠気に耐えておりました。掛川城の天守閣や御殿とまわり、二の丸美術館の「櫛・かんざし展」へ。ここでは尾形光琳の櫛も！素晴らしかったです。浜松城と犀が崖資料館で流れているビデオには、何と、協会の先輩の先生や姉さんが頑張っていました。こりゃ寝ていられません。勉強になりました・・。
　泊まりがけで皆さんとご一緒は初めての事でしたが、参加させていただき良かったと思いました。思わぬ東海道の歴史勉強と、温泉にゆっくり浸かり美味しいお料理。矢梅塾長に雅子先生、塾生の皆様ありがとうございます。
　そして翌日は川越蓮馨寺、辻講釈の為に一足先に東京へ戻りましたらちょっと寒かったです。我が家の桜はまだ咲いていました。「お帰りなさい」と迎えてくれているようです。勉強会も、もう10日間よりありませんが頑張りまーす。